最凶の相手・続
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「「「おじゃましました。また、あした~」」」
「帰れ、帰れ。そしてもう来んな。」
夜七時過ぎになって、ようやく紅達は思い尻をあげて帰った。
俺は憎まれ口を叩いて見送ってやった。
皆がバラバラに散って、背中が見えなくなってから家に入って広間に顔を出した。
稲葉は当然いて、まだ残っている優日。
それとやっと部屋から出てきた真桜がお茶を飲んでいた。
俺もご相伴に預かろうと稲葉の隣に座る。
すると、真桜はその反対側に来て座った。
「お疲れさま。毎日賑やかよね。」
「騒がしいの間違いなのー。」
稲葉がコップを真桜が麦茶を注いでくれる。
俺はなにもいわずにそれをのんだ喉が乾いてたし冷たくて美味い。
突然、優日が笑っていった。
「悠、なんだか王様みたいだね。」
「そうでもねぇよ。今朝なんか洋食と和食の半端朝食食わされたし。トーストに納豆だぜ?」
「あら、そんなに気に入ったなら明日からもそうしましょうか。」
「その前に朝食当番を忘れて眠りこけていたお前が悪いなのー。それにまた何もかも付けっぱなしにしてやがっただろなのー。」
ステレオで嫌みと説教を聞かされる王様なんか存在する訳がない。
優日は小さく笑った。
「そういいながら、今の悠スゴく充実してるよね。」
充実か…。
確かに狸だけど好きな女に、口は悪いけど世話を焼いてくれる幼女。
考えてみれば悪いことなど一切ない。
俺はつい憎まれ口を叩いた。
「ま、普段から女日照りだったんだ。ちょっとくらいいい思いもしたいさ。」
「あらあら、悠が女日照りな時なんてあったかしら。」
「フラグを立てては壊してるだけなのー。」
よし、俺はもう喋らないし、南京錠の他に耳栓も買おう。
ステレオ説教はもうたくさんだ。
今度はわかるくらいに優日が笑った。
「悠も稲葉ちゃんと真桜ちゃんに挟まれたら反論できないね」
稲葉がいった。
「反論はしなくても、相変わらずよ。いいだしたから聞かないし。一度出たら出たきりだし。崇さんや拳二さんとの付き合いは増えてるし……。私と真桜ちゃん二人でも悠に首輪はつけれないのよ。」
「首輪って…俺はペットじゃねーぞ。」
「そうね。ペットだったらもっと従順な犬がいいわ。バロンみたいな。悠は私の旦那でしょ?」
そういって稲葉は微笑んだ。
アレコレと頭の中で二枚目なセリフを考えたけど何もいわずにうなずいた。
俺は天の邪鬼な人間だからな素直な返事ができないんだ。
けどいいよな本当に好き同士なら、別に言葉にしなくてもそれだけで意思は通じるんだから。
END
ーオマケー
優日「ちぇき~だね。」
真桜「真横でちぇきられるのは腹が立つなの…。」
稲葉「あら、私に気にせず優日も真桜ちゃんも自由に悠とちぇきっていいのよ?」
悠「おい、お前はそれでいいのか…」
「帰れ、帰れ。そしてもう来んな。」
夜七時過ぎになって、ようやく紅達は思い尻をあげて帰った。
俺は憎まれ口を叩いて見送ってやった。
皆がバラバラに散って、背中が見えなくなってから家に入って広間に顔を出した。
稲葉は当然いて、まだ残っている優日。
それとやっと部屋から出てきた真桜がお茶を飲んでいた。
俺もご相伴に預かろうと稲葉の隣に座る。
すると、真桜はその反対側に来て座った。
「お疲れさま。毎日賑やかよね。」
「騒がしいの間違いなのー。」
稲葉がコップを真桜が麦茶を注いでくれる。
俺はなにもいわずにそれをのんだ喉が乾いてたし冷たくて美味い。
突然、優日が笑っていった。
「悠、なんだか王様みたいだね。」
「そうでもねぇよ。今朝なんか洋食と和食の半端朝食食わされたし。トーストに納豆だぜ?」
「あら、そんなに気に入ったなら明日からもそうしましょうか。」
「その前に朝食当番を忘れて眠りこけていたお前が悪いなのー。それにまた何もかも付けっぱなしにしてやがっただろなのー。」
ステレオで嫌みと説教を聞かされる王様なんか存在する訳がない。
優日は小さく笑った。
「そういいながら、今の悠スゴく充実してるよね。」
充実か…。
確かに狸だけど好きな女に、口は悪いけど世話を焼いてくれる幼女。
考えてみれば悪いことなど一切ない。
俺はつい憎まれ口を叩いた。
「ま、普段から女日照りだったんだ。ちょっとくらいいい思いもしたいさ。」
「あらあら、悠が女日照りな時なんてあったかしら。」
「フラグを立てては壊してるだけなのー。」
よし、俺はもう喋らないし、南京錠の他に耳栓も買おう。
ステレオ説教はもうたくさんだ。
今度はわかるくらいに優日が笑った。
「悠も稲葉ちゃんと真桜ちゃんに挟まれたら反論できないね」
稲葉がいった。
「反論はしなくても、相変わらずよ。いいだしたから聞かないし。一度出たら出たきりだし。崇さんや拳二さんとの付き合いは増えてるし……。私と真桜ちゃん二人でも悠に首輪はつけれないのよ。」
「首輪って…俺はペットじゃねーぞ。」
「そうね。ペットだったらもっと従順な犬がいいわ。バロンみたいな。悠は私の旦那でしょ?」
そういって稲葉は微笑んだ。
アレコレと頭の中で二枚目なセリフを考えたけど何もいわずにうなずいた。
俺は天の邪鬼な人間だからな素直な返事ができないんだ。
けどいいよな本当に好き同士なら、別に言葉にしなくてもそれだけで意思は通じるんだから。
END
ーオマケー
優日「ちぇき~だね。」
真桜「真横でちぇきられるのは腹が立つなの…。」
稲葉「あら、私に気にせず優日も真桜ちゃんも自由に悠とちぇきっていいのよ?」
悠「おい、お前はそれでいいのか…」