日々日和
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五分くらいサルビアの絨毯を堪能した。
けで、私はずっと悠の肩の感触を楽しんでたんだけどね。
「そろそろ、次いくか。」
「あ、うん。」
少しだけ名残惜しかったけど私は悠から離れて遊歩道を進み始めようとした。
悠がいった。
「スズネ。」
「なに?」
悠が腕を伸ばしていていった。
「手。」
「て?」
「繋がないか?」
「……」
言われた事を脳が理解するのに約60秒かかった。
私はおずおずと悠の手を握った。
「じゃ、いくか。」
「あ…う、うん…(うーーわーー)」
私は錆び付いたブリキのオモチャみたいにギクシャクと歩き始める。
それを横目に見た悠がいった。
「え?なに?嫌だった?」
私は首を大きく横振りした。
「嫌じゃないよ!」
「そか。良かった。」
悠はほっこりと笑って歩き始める。
多分意味のない思い付きの行動なんだけど…悠の手気持ちいいな…。
薔薇にハイビスカスと赤い花畑の道が続いてたと思ったら大きな池が見えてきた。
スイレンの花が咲いている。
「さっきのバラもすごかったけどここも絶景だな。」
悠いってる事に私もうなずいた。
長さは10㎝、長いものだと数mになる緑の立ち葉と浮き葉が池いっぱいに広がって所々に赤・ピンク・黄・オレンジ・青・紫・白の花が咲いている。
「夏って感じだな。」
「うん、そだね。」
「少し座らないか。休憩したいし。」
私たちは池を前に芝生に座り込んだ。
「水辺で涼しいしある意味極楽だね。」
「死んだらスイレンの花がいっぱいの場所に逝くらしいしな。」
「いきなりなに言い出すのよ…」
悠はケタケタと笑った。
ムード無いんだから。
「まぁ、俺は死んで極楽いくより、生きてる方がすきだけどな。」
「それはそうでしょ。生きてる方が楽しいに決まってるじゃん。」
そうだ、そうだといいながら悠は仰向けに寝転んだ。
自由すぎ…
「ふぁ~ぁ…あー…眠たい…」
私は悠のほっぺたを指で突いた。
「ちょっと~、本当に寝ないでよ。」
「五分だけは?」
「寝る気じゃん…もぅ、じゃあ五分だけね。はい。」
私は自分の膝をポンポンッと叩いていった。
悠はニコッと笑って膝の上に頭を乗せるとすぐに寝息をたて始めた。
早い…。
時間にしたら数秒も経って無かったわよ。
私はいった。
「悠は猫みたいね」
「すぅ…すぅ…」
もちろん聞こえてはない。私はあどけない寝顔を見ながらサラサラとこぼれる前髪に指を通した。
子供みたいにつやつやした髪は太陽の光を受けて天使の輪が出来ている。
シャンプーなに使ってるんだろ…。
「すぅ…すぅ…くぅー…。」
「……」
あーぁ、本寝に入っちゃったよ。
けど…いいか、今だけはこの気ままな猫は私の物だしこんな寝顔を見れたら今日は幸せな日なのかな…?
END
けで、私はずっと悠の肩の感触を楽しんでたんだけどね。
「そろそろ、次いくか。」
「あ、うん。」
少しだけ名残惜しかったけど私は悠から離れて遊歩道を進み始めようとした。
悠がいった。
「スズネ。」
「なに?」
悠が腕を伸ばしていていった。
「手。」
「て?」
「繋がないか?」
「……」
言われた事を脳が理解するのに約60秒かかった。
私はおずおずと悠の手を握った。
「じゃ、いくか。」
「あ…う、うん…(うーーわーー)」
私は錆び付いたブリキのオモチャみたいにギクシャクと歩き始める。
それを横目に見た悠がいった。
「え?なに?嫌だった?」
私は首を大きく横振りした。
「嫌じゃないよ!」
「そか。良かった。」
悠はほっこりと笑って歩き始める。
多分意味のない思い付きの行動なんだけど…悠の手気持ちいいな…。
薔薇にハイビスカスと赤い花畑の道が続いてたと思ったら大きな池が見えてきた。
スイレンの花が咲いている。
「さっきのバラもすごかったけどここも絶景だな。」
悠いってる事に私もうなずいた。
長さは10㎝、長いものだと数mになる緑の立ち葉と浮き葉が池いっぱいに広がって所々に赤・ピンク・黄・オレンジ・青・紫・白の花が咲いている。
「夏って感じだな。」
「うん、そだね。」
「少し座らないか。休憩したいし。」
私たちは池を前に芝生に座り込んだ。
「水辺で涼しいしある意味極楽だね。」
「死んだらスイレンの花がいっぱいの場所に逝くらしいしな。」
「いきなりなに言い出すのよ…」
悠はケタケタと笑った。
ムード無いんだから。
「まぁ、俺は死んで極楽いくより、生きてる方がすきだけどな。」
「それはそうでしょ。生きてる方が楽しいに決まってるじゃん。」
そうだ、そうだといいながら悠は仰向けに寝転んだ。
自由すぎ…
「ふぁ~ぁ…あー…眠たい…」
私は悠のほっぺたを指で突いた。
「ちょっと~、本当に寝ないでよ。」
「五分だけは?」
「寝る気じゃん…もぅ、じゃあ五分だけね。はい。」
私は自分の膝をポンポンッと叩いていった。
悠はニコッと笑って膝の上に頭を乗せるとすぐに寝息をたて始めた。
早い…。
時間にしたら数秒も経って無かったわよ。
私はいった。
「悠は猫みたいね」
「すぅ…すぅ…」
もちろん聞こえてはない。私はあどけない寝顔を見ながらサラサラとこぼれる前髪に指を通した。
子供みたいにつやつやした髪は太陽の光を受けて天使の輪が出来ている。
シャンプーなに使ってるんだろ…。
「すぅ…すぅ…くぅー…。」
「……」
あーぁ、本寝に入っちゃったよ。
けど…いいか、今だけはこの気ままな猫は私の物だしこんな寝顔を見れたら今日は幸せな日なのかな…?
END