―喫茶店(男爵)―

あの後も色々周ったがどこも同じような状況だった。

「ふぅ結局いい場所が無かったな・・・」

俺はアイスコーヒーを飲みながら、ちらりとつかさを見みる。

「うん、残念だったけど」

「けど?」

「ゆうくんと一緒だから楽しかったよ//」

つかさはそう言ってオレンジジュースを飲みながら顔を赤くする。

「つかさ・・・」

俺はつかさの頭を撫でる。

その時

「ラヴラヴ中ごめんね、はいサービス!」

千草がドーナツを机の上に置いてくる。

「ち、ちぐささん///」
「なんだ、千草居たのか」

「居たわよ、ってもさっきまで亮とデートしてきたけどね～」

千草はおぼんを胸の前でぎゅっと抱いて言う。

「亮も良く体壊さないな、貰うぞ」

俺はドーナツをかじる

「どー言う意味よ!!」

「それよりどこ行ってたんだよ?」

とりあえず話をすりかえる。

「ひ・み・つ、つかさちゃんごゆっくりね」

そう言うと千草はカウンターに戻っていった。

「ゆうくんと千草さんて仲いいよね」

つかさはやきもちとか抜きで聞いてくる

「ああ言うのは腐れ縁だ。それに俺はつかさ一筋だぞ」

俺は笑顔で宣言する。

「あ//ありがとう///私もだよゆうくん//」

「(大胆発言誘導成功!)」
心の中でグッとガッツポーズ
つかさに大胆な発言をさせるのが最近マイブームだ。

「さて、暗くなってきたし帰るか・・」

俺は窓の外をちらりと見て言う。