魔法使い(ともき)
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いつから思い始めたかな…誰にも迷惑をかけたく無いと。
いつから思い始めたかな…誰にも哀れみをかけられたく無いと。
いつから思い始めたかな…誰にも心配されたく無いと。
いつから思い始めたかな…誰も失いたくないと…
ピピピピ…ピピピピ…
俺は枕元で鳴っている目覚ましに手を伸ばしてアラームを止めた。
「うんっ…朝か。」
身体を起こし掛け布団をあげると少し肌寒い。
眠たい目を擦りながら窓の外を見た。
四月も終わりゴールデンウィークは目の前。
気持ち晴れやかな五月晴れ…とはいかず、その日は朝からあいにくの雨だった。
「また、こんな天気か…」
昨日は晴れて暖かかったはずなのに…落ち着きの無い天気だ。
考えてても仕方ないし、俺は洗面所で顔を洗って歯を磨いき目を覚ましていく。
そのあと、制服をカバンをリビングに置いて、朝食作りにかかった。
「えーと…」
冷蔵庫を覗いてみたら少しばかり心ともない内容だった。
「あちゃ、買い物いかなきゃな。」
ここ最近は晴れてたしいつでも行けるとサボってたのが裏目に出てしまった。
俺は卵とベーコンを取りだして、フライパンを準備した。
「あとは…パンがあったよな。」
フライパンを熱している間に食パンをトースターにいれる。
程よくフライパンが熱をもった所で油を引いて、ベーコンと卵を落とした。
ジュワッとベーコンの焼ける香ばしい匂い。
卵の上にパラリと黒コショウを振り撒いて蓋をして数秒……チンッ!
トーストが焼き上がると同時に火を止めてベーコンエッグ(半熟)の完成。
「上手に焼けました~♪…なんてな。」
トーストの上にベーコンエッグを乗せてかぶりついた。
うん、上出来だ。
二口目を運ぼうとしたら足元で鳴き声がした。
『みーみー』
飼い猫のアトムが物欲しそうに見上げてくる。
「あ、悪い。アトムもご飯だよな。」
『み~~』
俺はキャットチップを容器に入れてやったが口を着けようとしない。
「……」
『み~み~』
アトムは猫缶の前で座ってパタパタと尻尾を振っている。
「こら。カリカリを食べろ。」
『み~』
アトムはつぶらな瞳で見上げてくる。
「ったく…」
少し前ならカリカリだけでも食べてたのに…
ちなみにこうなった原因はアイツ…悠のせいだ。
遊びに来るたび来るたびにおみやげとかいってモン●チのゴールドを持ってきてアトムを餌付けする。
おかげで今じゃアトムの舌は肥えてしまった。
「はぁ…しかたないな。」
俺が猫缶を持ち上げるとアトムは嬉しそうに鳴いた。
『み~♪』
「けど、カリカリも食べろよ。」
さっきの容器にキャットフードを落として混ぜてやるとアトムは元気に食べ始めた。
…俺も甘いのも原因のひとつだな。
まぁ、そこに山積みになってる猫缶は全部悠の貢ぎ物だしいいか。
いつから思い始めたかな…誰にも哀れみをかけられたく無いと。
いつから思い始めたかな…誰にも心配されたく無いと。
いつから思い始めたかな…誰も失いたくないと…
ピピピピ…ピピピピ…
俺は枕元で鳴っている目覚ましに手を伸ばしてアラームを止めた。
「うんっ…朝か。」
身体を起こし掛け布団をあげると少し肌寒い。
眠たい目を擦りながら窓の外を見た。
四月も終わりゴールデンウィークは目の前。
気持ち晴れやかな五月晴れ…とはいかず、その日は朝からあいにくの雨だった。
「また、こんな天気か…」
昨日は晴れて暖かかったはずなのに…落ち着きの無い天気だ。
考えてても仕方ないし、俺は洗面所で顔を洗って歯を磨いき目を覚ましていく。
そのあと、制服をカバンをリビングに置いて、朝食作りにかかった。
「えーと…」
冷蔵庫を覗いてみたら少しばかり心ともない内容だった。
「あちゃ、買い物いかなきゃな。」
ここ最近は晴れてたしいつでも行けるとサボってたのが裏目に出てしまった。
俺は卵とベーコンを取りだして、フライパンを準備した。
「あとは…パンがあったよな。」
フライパンを熱している間に食パンをトースターにいれる。
程よくフライパンが熱をもった所で油を引いて、ベーコンと卵を落とした。
ジュワッとベーコンの焼ける香ばしい匂い。
卵の上にパラリと黒コショウを振り撒いて蓋をして数秒……チンッ!
トーストが焼き上がると同時に火を止めてベーコンエッグ(半熟)の完成。
「上手に焼けました~♪…なんてな。」
トーストの上にベーコンエッグを乗せてかぶりついた。
うん、上出来だ。
二口目を運ぼうとしたら足元で鳴き声がした。
『みーみー』
飼い猫のアトムが物欲しそうに見上げてくる。
「あ、悪い。アトムもご飯だよな。」
『み~~』
俺はキャットチップを容器に入れてやったが口を着けようとしない。
「……」
『み~み~』
アトムは猫缶の前で座ってパタパタと尻尾を振っている。
「こら。カリカリを食べろ。」
『み~』
アトムはつぶらな瞳で見上げてくる。
「ったく…」
少し前ならカリカリだけでも食べてたのに…
ちなみにこうなった原因はアイツ…悠のせいだ。
遊びに来るたび来るたびにおみやげとかいってモン●チのゴールドを持ってきてアトムを餌付けする。
おかげで今じゃアトムの舌は肥えてしまった。
「はぁ…しかたないな。」
俺が猫缶を持ち上げるとアトムは嬉しそうに鳴いた。
『み~♪』
「けど、カリカリも食べろよ。」
さっきの容器にキャットフードを落として混ぜてやるとアトムは元気に食べ始めた。
…俺も甘いのも原因のひとつだな。
まぁ、そこに山積みになってる猫缶は全部悠の貢ぎ物だしいいか。