英雄休息日
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普通に談笑しながら昼飯を食い終わり。
なぜか、デザートのハーゲンダッツのアイスと一緒に牛乳を並べられた。
と言いうか俺の間違いじゃなければリッカはすでに五杯は飲んでいる。
牛丼に牛乳の組み合わせはおれ的にはノーサンキュだったので水をもらっていたが…
「リッカは牛乳好きだな。」
「うん。牛乳サイコー。」
俺はリッカの後ろに立て掛けてあるギブソンフライングを見た。
「ギターとどっちが好きだ?」
リッカはギターを持ち上げて即答した。
「もっちろん!ギター。」
リッカの指が弦を撫で上げるとジャランっと耳障りのいい中低音がした。
俺が眺めているとリッカはニパッと笑って言った。
「弾いてみる?」
俺は両手の人差し指をクロスして×をつくって言った。
「止めとくコードとか解んないし。楽器とか苦手だから。」
「え、ピアノとか弾けるってきいたけど…」
余計な事を口走ってるやつがいるみたいだ。
「誰がいった?」
「稲葉さんとかが。」
稲葉かよ…
いや、それよりどっから俺がピアノ弾けるって情報を引き出したんだか…
…考えるのは止めよう怖くなるし。
俺は話をすり替えた。
「リッカがなんか弾いてくれよ。上手なんだし。」
リッカはニンマリと笑う。多分機嫌を良くしたんだろう。
「でわでわ、リクエストにお答えしてー……トワコの新曲いこうか?」
「やめちくれ。泣くから、絶対に泣くから。」
「あははー。冗談にジョウダン。」
冗談にしては悪すぎる。
俺の神経はナイルくらい太くてもハートは脆いセンチメタルマイハートなのに…
今、笑った奴はあとでちょっと来い。
三十分くらいメドレーを披露してもらって、店番にもどった。
少し日も落ちてきてチラホラと客足が店に向かい始め俺はセッセッと接客に励んだ。
「いや~、悠君がいると楽だなー。」
声のした方へ振り向くと、さっきまで伝票整理をしていたはずなのに今はギターをいじっている。
「うぉい!何してる!」
リッカはキョトンとした顔をした。
「え?弦を取り替えてるけど。」
「いやいや、俺が働いてお前が遊んでるっておかしいよな。」
リッカは不機嫌にいった。
「失礼な。これはあたしの大事な大事な仕事だし!」
俺は何を言っても無駄な気がして、頑張ってくれとだけいった。
リッカは元気よくハーイと返事をした。
やれやれと首を振り、俺はバケツと杓子を片手に立ち上がって店の前に出た。
相も変わらずアスファルトは熱された鉄板のように熱気を放っている。
「よいしょと。」
バケツの水を振り撒くと鉄板はジュシュッと音を立てて、すぐに乾ききってしまう。
「ありゃりゃ」
少量では打ち水にならなかった。
俺は杓子ではなくバケツで水をぶちまけた。
それを繰り返すこと数回…店の回りだけ少し風ができて涼しくなった。
なぜか、デザートのハーゲンダッツのアイスと一緒に牛乳を並べられた。
と言いうか俺の間違いじゃなければリッカはすでに五杯は飲んでいる。
牛丼に牛乳の組み合わせはおれ的にはノーサンキュだったので水をもらっていたが…
「リッカは牛乳好きだな。」
「うん。牛乳サイコー。」
俺はリッカの後ろに立て掛けてあるギブソンフライングを見た。
「ギターとどっちが好きだ?」
リッカはギターを持ち上げて即答した。
「もっちろん!ギター。」
リッカの指が弦を撫で上げるとジャランっと耳障りのいい中低音がした。
俺が眺めているとリッカはニパッと笑って言った。
「弾いてみる?」
俺は両手の人差し指をクロスして×をつくって言った。
「止めとくコードとか解んないし。楽器とか苦手だから。」
「え、ピアノとか弾けるってきいたけど…」
余計な事を口走ってるやつがいるみたいだ。
「誰がいった?」
「稲葉さんとかが。」
稲葉かよ…
いや、それよりどっから俺がピアノ弾けるって情報を引き出したんだか…
…考えるのは止めよう怖くなるし。
俺は話をすり替えた。
「リッカがなんか弾いてくれよ。上手なんだし。」
リッカはニンマリと笑う。多分機嫌を良くしたんだろう。
「でわでわ、リクエストにお答えしてー……トワコの新曲いこうか?」
「やめちくれ。泣くから、絶対に泣くから。」
「あははー。冗談にジョウダン。」
冗談にしては悪すぎる。
俺の神経はナイルくらい太くてもハートは脆いセンチメタルマイハートなのに…
今、笑った奴はあとでちょっと来い。
三十分くらいメドレーを披露してもらって、店番にもどった。
少し日も落ちてきてチラホラと客足が店に向かい始め俺はセッセッと接客に励んだ。
「いや~、悠君がいると楽だなー。」
声のした方へ振り向くと、さっきまで伝票整理をしていたはずなのに今はギターをいじっている。
「うぉい!何してる!」
リッカはキョトンとした顔をした。
「え?弦を取り替えてるけど。」
「いやいや、俺が働いてお前が遊んでるっておかしいよな。」
リッカは不機嫌にいった。
「失礼な。これはあたしの大事な大事な仕事だし!」
俺は何を言っても無駄な気がして、頑張ってくれとだけいった。
リッカは元気よくハーイと返事をした。
やれやれと首を振り、俺はバケツと杓子を片手に立ち上がって店の前に出た。
相も変わらずアスファルトは熱された鉄板のように熱気を放っている。
「よいしょと。」
バケツの水を振り撒くと鉄板はジュシュッと音を立てて、すぐに乾ききってしまう。
「ありゃりゃ」
少量では打ち水にならなかった。
俺は杓子ではなくバケツで水をぶちまけた。
それを繰り返すこと数回…店の回りだけ少し風ができて涼しくなった。