ちいさなはる
夢小説設定
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玄関先で靴を脱ぎながら俺はただいまといった。
だが、いっこうに返答が来ない。
おかしいなと首を傾げているとズボンの裾をくいくいと引っ張りながらヒスイがいった。
「…おかえり…」
なんだかホッとした。
もし、妹がいたらこんな感じなのだろうか。
俺はソッとヒスイの頭を撫でた。
「うん。ありがと。」
「…はふ…」
ヒスイは甘えたようなため息をついた。うん、可愛い。
「じゃなくて、まお、まおー?」
名前を呼びながら広間に入った。
いつも真桜が座っているソファーの上ではマリオが丸くなって寝むっていた。
人の気配がない。
台所の方を見ているとヒスイがいった。
「…まおういない…」
「へ?」
「…うみたちとでかけた…」
「どゆことだ?」
皆で出掛けたならなんでヒスイが一人残っているのかを聞いてみた。
ヒスイはポケットから携帯を出してなにかポチポチと操作したあと俺に渡してきた。
「見ていいのか?」
ヒスイは小さくうなずいた。
女の子が持つにはシンプルなブラウンカラーの携帯のディスプレイを見た。
海からのものらしく、伝えたい文章より絵文字やら顔文字で埋め尽くされたメールを何とか解読した。
『スイ~なんやよう寝とるみたいやから。起こさんと行くな。すぐに帰るけん待っといてな』
って感じの内容物だった。
どうでもいいがこれだけの文章に絵文字やら顔文字を使いすぎだ。
最近の奴は男でも着飾り過ぎのメールを送るんだから…わかんないよな。
俺はヒスイに携帯を返しながらいった。
「成る程。つまり三人で来てて、ヒスイは寝ちゃってて、その間にまおと海とホシナギは何処かに出掛けたんだな。」
ヒスイはコクりとうなずいた。
「ふむ。ヒスイ、俺もちょっと出掛けるんだが……一人で平気か?」
ヒスイは少し間をあけて呟いた。
「……どこいくの?…」
「花見だよ。」
まぁ、酒のみにともいうがそれはいいだろう。
ヒスイは目をキラキラさせていった。
「…おはなみいきたい…」
無垢な瞳を輝かせるヒスイだが、俺は困ってしまった。
海たちの帰りを待ってたら遅くなるし。
なにしろ海のちょっとは長い。
この前も買い物に付き合ってちょっと服をみたいといって二時間振り回されたくらいだ。
悩んでいるとヒスイがいった。
「…だめ?…」
シュンとして猫耳のようなくせ毛がへにゃりとなっている。
分かりやすいくらい残念がった顔だ。
俺はふぅとため息をついていった。
「んじゃ、二人でいくか?」
「…ふたり…で?…」
「やっぱ二人だと嫌か?」
ヒスイは左右に首を振った。
「…いい//…」
「そうか。よし、じゃ少し待っててくれよ。」
ヒスイの頭をワシワシとなでてから、俺は制服をそのあたりに脱ぎ散らかして、服を着替えた。
あとは適当に花見の準備をして、出発した。
だが、いっこうに返答が来ない。
おかしいなと首を傾げているとズボンの裾をくいくいと引っ張りながらヒスイがいった。
「…おかえり…」
なんだかホッとした。
もし、妹がいたらこんな感じなのだろうか。
俺はソッとヒスイの頭を撫でた。
「うん。ありがと。」
「…はふ…」
ヒスイは甘えたようなため息をついた。うん、可愛い。
「じゃなくて、まお、まおー?」
名前を呼びながら広間に入った。
いつも真桜が座っているソファーの上ではマリオが丸くなって寝むっていた。
人の気配がない。
台所の方を見ているとヒスイがいった。
「…まおういない…」
「へ?」
「…うみたちとでかけた…」
「どゆことだ?」
皆で出掛けたならなんでヒスイが一人残っているのかを聞いてみた。
ヒスイはポケットから携帯を出してなにかポチポチと操作したあと俺に渡してきた。
「見ていいのか?」
ヒスイは小さくうなずいた。
女の子が持つにはシンプルなブラウンカラーの携帯のディスプレイを見た。
海からのものらしく、伝えたい文章より絵文字やら顔文字で埋め尽くされたメールを何とか解読した。
『スイ~なんやよう寝とるみたいやから。起こさんと行くな。すぐに帰るけん待っといてな』
って感じの内容物だった。
どうでもいいがこれだけの文章に絵文字やら顔文字を使いすぎだ。
最近の奴は男でも着飾り過ぎのメールを送るんだから…わかんないよな。
俺はヒスイに携帯を返しながらいった。
「成る程。つまり三人で来てて、ヒスイは寝ちゃってて、その間にまおと海とホシナギは何処かに出掛けたんだな。」
ヒスイはコクりとうなずいた。
「ふむ。ヒスイ、俺もちょっと出掛けるんだが……一人で平気か?」
ヒスイは少し間をあけて呟いた。
「……どこいくの?…」
「花見だよ。」
まぁ、酒のみにともいうがそれはいいだろう。
ヒスイは目をキラキラさせていった。
「…おはなみいきたい…」
無垢な瞳を輝かせるヒスイだが、俺は困ってしまった。
海たちの帰りを待ってたら遅くなるし。
なにしろ海のちょっとは長い。
この前も買い物に付き合ってちょっと服をみたいといって二時間振り回されたくらいだ。
悩んでいるとヒスイがいった。
「…だめ?…」
シュンとして猫耳のようなくせ毛がへにゃりとなっている。
分かりやすいくらい残念がった顔だ。
俺はふぅとため息をついていった。
「んじゃ、二人でいくか?」
「…ふたり…で?…」
「やっぱ二人だと嫌か?」
ヒスイは左右に首を振った。
「…いい//…」
「そうか。よし、じゃ少し待っててくれよ。」
ヒスイの頭をワシワシとなでてから、俺は制服をそのあたりに脱ぎ散らかして、服を着替えた。
あとは適当に花見の準備をして、出発した。