~翡翠夢想・後~
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適当にガラクタを片して、ホコリまみれで戻ると玄関で…
「外から回って…風呂に行け…なの」
真桜にそのまま上がったら殺す的な目で睨まれた。
ー風呂場(男湯)ー
ワシャワシャ…ワシャワシャ…
「ん~…そろそろ髪切るかなぁ…」
髪の量に比例してシャンプーの泡が盛上りアフロの様になる。
ゴシゴシ…
「…ながいほうがきれい…」
翡翠が背中を洗ってくれながら髪を誉めてくれる。
「そうか?なら、いっそ俺も紅みたいに三つ編みを……ってどあぁぁ?!な、なにしとる!」
俺は慌ててタオルを腰に広げて振り向かずに叫ぶ。
「…からだあらってる…」
ゴシゴシ…ゴシゴシ…
肩から腰元まで念入りに洗ってくれる。
力加減が丁度良くて中々気持ちいい…
「じゃなくて!ちょ…待て待て!」
ザバーーザバーー…
シャワーでシャンプーを洗い流し、鏡越しに見てみると…
「…?…」
学校で使っているのかスク水を着た翡翠が首を傾げている。
「あー翡翠さん?真桜に何を言われた?」
「…こうしたらゆうがよろこぶって…」
あんにゃろう…
「ちゃんとハンモックは作ってやるから出なさい」
「…へた?…」
猫耳髪がへにゃりとなる。
「いやいやいや!気持ちいい!上手いぞ!」
慌ててフォローを入れる。
「…♪…」
ゴシゴシ…ゴシゴシ…ゴシゴシ…
気を良くしたらしく翡翠は一生懸命背中を洗ってくれる。
「……(気が済むまでやらせるか)」
俺はどうやら翡翠には甘いらしい…
………
ー裏庭ー
「ふぅ…こんなもんかな…ん?」
その魔法使いは箒の上で微笑むのよ~♪
風呂から上がり、約束通りハンモックを庭に吊るしていると電話が掛かってきた。
「はい?もしもし?」
『あ、悠さん、ご無沙汰しとります。』
混じりけ無しの綺麗な関西弁、夏喜空さんからだ。
「あぁ、空さん。どうかしましたか?」
『海達が大分ようなったんでご報告をと思いましてな…翡翠の事もありがとうございます。』
「いやいや、手が掛かんないし家族が増えたみたいでいいっすよ。」
『そうでっか…ん?あ、なんや海が話したいそうなんで代わりますな。』
「海が?」
『もしもし?悠か?』
まだ完全には治って無いのだろう、声のトーンが何時もの2割減…
「よぅ、大丈夫か?」
『大丈夫や…とは言えんなぁ…ごっつしんどい…』
「おい、おい、無理するなよ」
『せやな…ほな、用件にはいるわ…あんな、翠泊まっとるんやろ?』
「ん?あぁ…」
ははぁん…
さては翡翠ばっかり構ってるから治ったら、遊べって催促か。
「治ったら遊んでやるから今はちゃんと…」
『ちゃうねん!』
「あ?」
『あんな…うちが言うんも変やけど…翠の事甘えさせてほしいんや…』
「待て、意味がわからんどーゆうことだ?」
海から思わぬ言葉を聞いて俺は改めて電話に集中する。
『翠はあぁ見えて、気持ち悪いくらい遠慮すんや……せやから、うちらが居らん間位…構ってやってほしんや…』
「……お前さぁ…馬鹿だろ。んなツマンねぇ事心配してんならさっさと身体休めてろ。」
『……うん…頼んだで…』
ぷっ…つー…つー…
電話が切れる。
「ったく…」
普段人一倍構って欲しい癖に何でテメェの体調が悪い時に人の心配してんだか…
「おーい…悠…夕食何がい……何泣いてる…なの?」
「バカヤロ泣いてねぇよ…ちょっと目にゴミが入ったんだよ……」
俺はグシグシと目を擦る
「そ……で、何がいい…なの?」
「…ちょっと出掛けてくるから適当に翡翠の好きな物作ってやってくれ。」
俺はそう頼んで出掛けた。
「はぁ……何で…人のためには…本気になるんだか…なの」
「外から回って…風呂に行け…なの」
真桜にそのまま上がったら殺す的な目で睨まれた。
ー風呂場(男湯)ー
ワシャワシャ…ワシャワシャ…
「ん~…そろそろ髪切るかなぁ…」
髪の量に比例してシャンプーの泡が盛上りアフロの様になる。
ゴシゴシ…
「…ながいほうがきれい…」
翡翠が背中を洗ってくれながら髪を誉めてくれる。
「そうか?なら、いっそ俺も紅みたいに三つ編みを……ってどあぁぁ?!な、なにしとる!」
俺は慌ててタオルを腰に広げて振り向かずに叫ぶ。
「…からだあらってる…」
ゴシゴシ…ゴシゴシ…
肩から腰元まで念入りに洗ってくれる。
力加減が丁度良くて中々気持ちいい…
「じゃなくて!ちょ…待て待て!」
ザバーーザバーー…
シャワーでシャンプーを洗い流し、鏡越しに見てみると…
「…?…」
学校で使っているのかスク水を着た翡翠が首を傾げている。
「あー翡翠さん?真桜に何を言われた?」
「…こうしたらゆうがよろこぶって…」
あんにゃろう…
「ちゃんとハンモックは作ってやるから出なさい」
「…へた?…」
猫耳髪がへにゃりとなる。
「いやいやいや!気持ちいい!上手いぞ!」
慌ててフォローを入れる。
「…♪…」
ゴシゴシ…ゴシゴシ…ゴシゴシ…
気を良くしたらしく翡翠は一生懸命背中を洗ってくれる。
「……(気が済むまでやらせるか)」
俺はどうやら翡翠には甘いらしい…
………
ー裏庭ー
「ふぅ…こんなもんかな…ん?」
その魔法使いは箒の上で微笑むのよ~♪
風呂から上がり、約束通りハンモックを庭に吊るしていると電話が掛かってきた。
「はい?もしもし?」
『あ、悠さん、ご無沙汰しとります。』
混じりけ無しの綺麗な関西弁、夏喜空さんからだ。
「あぁ、空さん。どうかしましたか?」
『海達が大分ようなったんでご報告をと思いましてな…翡翠の事もありがとうございます。』
「いやいや、手が掛かんないし家族が増えたみたいでいいっすよ。」
『そうでっか…ん?あ、なんや海が話したいそうなんで代わりますな。』
「海が?」
『もしもし?悠か?』
まだ完全には治って無いのだろう、声のトーンが何時もの2割減…
「よぅ、大丈夫か?」
『大丈夫や…とは言えんなぁ…ごっつしんどい…』
「おい、おい、無理するなよ」
『せやな…ほな、用件にはいるわ…あんな、翠泊まっとるんやろ?』
「ん?あぁ…」
ははぁん…
さては翡翠ばっかり構ってるから治ったら、遊べって催促か。
「治ったら遊んでやるから今はちゃんと…」
『ちゃうねん!』
「あ?」
『あんな…うちが言うんも変やけど…翠の事甘えさせてほしいんや…』
「待て、意味がわからんどーゆうことだ?」
海から思わぬ言葉を聞いて俺は改めて電話に集中する。
『翠はあぁ見えて、気持ち悪いくらい遠慮すんや……せやから、うちらが居らん間位…構ってやってほしんや…』
「……お前さぁ…馬鹿だろ。んなツマンねぇ事心配してんならさっさと身体休めてろ。」
『……うん…頼んだで…』
ぷっ…つー…つー…
電話が切れる。
「ったく…」
普段人一倍構って欲しい癖に何でテメェの体調が悪い時に人の心配してんだか…
「おーい…悠…夕食何がい……何泣いてる…なの?」
「バカヤロ泣いてねぇよ…ちょっと目にゴミが入ったんだよ……」
俺はグシグシと目を擦る
「そ……で、何がいい…なの?」
「…ちょっと出掛けてくるから適当に翡翠の好きな物作ってやってくれ。」
俺はそう頼んで出掛けた。
「はぁ……何で…人のためには…本気になるんだか…なの」