~翡翠夢想・前~
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ー悠の家ー
「ただいま~」
家に着き、玄関で靴を脱いでいると…
とととと……
奥の廊下から小さい足音が近づいてくる。
「おかえり……」
頭から被る肩ヒモタイプの白いワンピースを着た少女、秋宵月真桜が出迎えるが動きが止まる。
「おう。」
「…ペコリ…」
適当に返事をする悠の側で翡翠が丁寧にお辞儀をする。
「……遂に幼女を囲う…つもりか…なの。」
至って真剣な顔で翡翠を見た後、悠を見る。
「真顔でなんっー事を聞く…」
「割りとマジ…に聞いてるなの」
「はぁ…海達がインフルエンザになって大変だから預かるだけだ。」
「知ってる。古川柳から…連絡が来た…なの」
「なら、何で聞いた!」
「翡翠…ゆっくりしていけ…なの」
「…コク…」
真桜は翡翠を連れて奥に入って行く。
「……えぇ…シカトぉ…」
わぉん…
一人置いてきぼりな気分でいたら、足元でバロンが優しくすり寄ってくれた。
「……お前だけだよ。バロン」
わぉん…
悠はバロンをギュ…と抱き締める。
「玄関でバカやって…無いで…さっさと来い…なの」
「はい…」
そうか…我が家ながら俺に主導権は無いんだな。
………
その後、真桜と翡翠は静かだがよく話をしたり
家では珍しい3人での晩飯を食ったりして団欒という感じを楽しんだ。
ー広間ー
九時過ぎ……いや、十時前ぐらいに真桜と翡翠は風呂にいき。
俺は広間で適当にしていると
「ふぅ……さっぱり…なの」
「…コク…」
湯上がりでホコホコした2人が出てくる。
「お前ら頭ちゃんと拭けよ。」
「やらせてやる…なの」
真桜は悠に向けてクシとドライヤーを投げる。
パシッ!
「お前なぁ…素直にやって下さいってお願いを…」
「髪に触りたく…ないのか…なの?」
「是非やらせてください。」
俺は読んでいた小説を横に置いてポンポンと自分の膝を叩く。
「よろしい…なの」
真桜は満足気に悠の膝に座る。
「じゃ、始めるぜ。」
真桜の新緑の様な髪にクシを通し、水気をタオルに取り、ドライヤーを当てていく。
「真桜の髪は本当にサラサラだな…クシを通してて気持ちがいい…」
「端から聞いたら…変態なの」
「ハハ……オワリマシタヨ…」
裏表無さすぎな処さえなければ……
「…ジ~…」
「悠…翡翠にもしてやれ…なの」
「…!!…」
「ん?あぁ良いぞ。おいで。」
俺は笑顔で膝を叩いて翡翠を呼んだ。
「…コクコク…」
ピョンっと仔猫の様に跳ねて悠の膝に座る。
「んじゃ…やりますよ…(軽…こいつちゃんと飯食ってんのか?)」
サッサッ…
「…プルプル…」
サッサッ…
「…プルプル…」
髪をとく度に翡翠は小さく震える。
「…こそばいか?」
「…すこし//…」
照れた様に答える翡翠。
「も少しだからな」
「…コク…」
フワフワと柔らかい翡翠の髪は正直気持ちいい…
ただ不思議なのは乾いていくにつれて猫耳風に形が出来ていく…どういう仕組みか物凄く気になる。
「ほい、おしまい」
「………」
声を掛けるが無反応
「翡翠?」
「…すぅ……」
「寝てる…なの」
「マジか…しゃーない部屋に連れてくか。」
起こさない様に翡翠を持ち上げる。
「……悠。」
「あん?」
「明日から…ちゃんと面倒みてやれ…なの」
「おぅ、了解」
俺は適当に返事をして翡翠を連れていく。
………
つづく…
「ただいま~」
家に着き、玄関で靴を脱いでいると…
とととと……
奥の廊下から小さい足音が近づいてくる。
「おかえり……」
頭から被る肩ヒモタイプの白いワンピースを着た少女、秋宵月真桜が出迎えるが動きが止まる。
「おう。」
「…ペコリ…」
適当に返事をする悠の側で翡翠が丁寧にお辞儀をする。
「……遂に幼女を囲う…つもりか…なの。」
至って真剣な顔で翡翠を見た後、悠を見る。
「真顔でなんっー事を聞く…」
「割りとマジ…に聞いてるなの」
「はぁ…海達がインフルエンザになって大変だから預かるだけだ。」
「知ってる。古川柳から…連絡が来た…なの」
「なら、何で聞いた!」
「翡翠…ゆっくりしていけ…なの」
「…コク…」
真桜は翡翠を連れて奥に入って行く。
「……えぇ…シカトぉ…」
わぉん…
一人置いてきぼりな気分でいたら、足元でバロンが優しくすり寄ってくれた。
「……お前だけだよ。バロン」
わぉん…
悠はバロンをギュ…と抱き締める。
「玄関でバカやって…無いで…さっさと来い…なの」
「はい…」
そうか…我が家ながら俺に主導権は無いんだな。
………
その後、真桜と翡翠は静かだがよく話をしたり
家では珍しい3人での晩飯を食ったりして団欒という感じを楽しんだ。
ー広間ー
九時過ぎ……いや、十時前ぐらいに真桜と翡翠は風呂にいき。
俺は広間で適当にしていると
「ふぅ……さっぱり…なの」
「…コク…」
湯上がりでホコホコした2人が出てくる。
「お前ら頭ちゃんと拭けよ。」
「やらせてやる…なの」
真桜は悠に向けてクシとドライヤーを投げる。
パシッ!
「お前なぁ…素直にやって下さいってお願いを…」
「髪に触りたく…ないのか…なの?」
「是非やらせてください。」
俺は読んでいた小説を横に置いてポンポンと自分の膝を叩く。
「よろしい…なの」
真桜は満足気に悠の膝に座る。
「じゃ、始めるぜ。」
真桜の新緑の様な髪にクシを通し、水気をタオルに取り、ドライヤーを当てていく。
「真桜の髪は本当にサラサラだな…クシを通してて気持ちがいい…」
「端から聞いたら…変態なの」
「ハハ……オワリマシタヨ…」
裏表無さすぎな処さえなければ……
「…ジ~…」
「悠…翡翠にもしてやれ…なの」
「…!!…」
「ん?あぁ良いぞ。おいで。」
俺は笑顔で膝を叩いて翡翠を呼んだ。
「…コクコク…」
ピョンっと仔猫の様に跳ねて悠の膝に座る。
「んじゃ…やりますよ…(軽…こいつちゃんと飯食ってんのか?)」
サッサッ…
「…プルプル…」
サッサッ…
「…プルプル…」
髪をとく度に翡翠は小さく震える。
「…こそばいか?」
「…すこし//…」
照れた様に答える翡翠。
「も少しだからな」
「…コク…」
フワフワと柔らかい翡翠の髪は正直気持ちいい…
ただ不思議なのは乾いていくにつれて猫耳風に形が出来ていく…どういう仕組みか物凄く気になる。
「ほい、おしまい」
「………」
声を掛けるが無反応
「翡翠?」
「…すぅ……」
「寝てる…なの」
「マジか…しゃーない部屋に連れてくか。」
起こさない様に翡翠を持ち上げる。
「……悠。」
「あん?」
「明日から…ちゃんと面倒みてやれ…なの」
「おぅ、了解」
俺は適当に返事をして翡翠を連れていく。
………
つづく…