~翡翠夢想・前~
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夏の某日…
俺、小鳥遊悠は今親父の会社に来ている。
「はぁ~…ウルトラ蒸しあちぃ…」
勿論、親父に会いに来たわけでも、就職活動のため会社に貢献しに来たわけでも無い。
今回、ここに来たのはある人に呼び出された訳で…
………
「ちぃ~っす。」
シャコン…
自動ドアを開けると…
「お、来ましたな。」
年中、白衣姿で髪を後ろで縛りっている老医師古川柳は椅子に掛けて顕微鏡を覗いてる。
「悠さんわざわざ、足運んでもろてすいません。」
その側でペコッとお辞儀をする白衣姿で眼鏡を掛け夏の夕日の様なオレンジ色の髪した女性は夏喜空。
俺を呼んだ人。
「いいっすよ。空さんには何だかんだ世話になってますし。」
「ほっほほ、私には世話になって無いんですかな?」
嫌味の横槍を投げ込んで来る柳…
「ははは、柳爺様には言っても言い足りないくらい世話になっておりますよ。」
「なら、もう少し身体を大事にしてほしいですなぁ。」
負けじと嫌味で返答したかしっかり嫌味で返された。
「ま、まぁまぁ、柳センセ、ええやないですか。」
空さんは飛び交い合う嫌味のヒートアップを阻止する。
「ほっほほ、まぁ私らの仕事は治す事ですから仕方ありませんな」
顕微鏡を覗きながら良く彼処まで嫌みを言って来れる物だ…と柳に視線をぶつけていると
「ま、まぁ悠さんどうぞ。」
空さんはパイプ椅子を開き俺の前に置いてくれる。
「ども…それで用事ってなんすか?」
「ええ、実は…海達の事なんですけど…」
「海達?」
そう言えば、普段はすぐに飛び付いて来るのに今日は一度も顔を見ていない…
「実は…海と凪、インフルエンザに掛かってしもて…今寝込んでしもとるんです。」
「インフルエンザぁ!?」
ニュースの中だけと思ったら…
こんな身近に流行最先端者が居るとは…
「元気が取り柄の海がインフルエンザ……大丈夫なんすか?」
「治療事態は柳センセのお陰で完璧です。」
「ほっほほ♪」
柳は得意気に笑う。
「ただ、まだ熱が下がらんかったりして…ついとかなアカンのですけどね。」
「なるほど……あれ?翡翠は?」
さっき翡翠の名前が出なかった事を思い出す。
「翠は無事で元気なんですは、あの娘病気や怪我にはよぅ注意しとりますから」
「ほぉ…」
何か不思議と納得できる。
「それで今日呼んだんは翠の事っとと言うか…これを。」
空さんは白衣のポケットから四つ折りの紙を出して悠に渡す。
「えーと…?」
【父兄授業参観のお知らせ】とタイトルつけられて何かと書いてあるプリント…
どうやら明日授業参観があるらしい。
「授業参観っすか…!あー解りましたよ」
「あ、ほんまですか!」
「あれでしょ?空さんが授業参観行く間、海達を見てたらいいんすね?」
悠はパチン!と指を鳴らして空を見る。
「オシイ~逆です逆」
「逆?」
「つまり、うちの変わりに悠さんに授業参観行って欲しいんです。」
「えぇ?!」
「翠はよう悠さんになついとりはるし、お願いできませんか?」
………
俺、小鳥遊悠は今親父の会社に来ている。
「はぁ~…ウルトラ蒸しあちぃ…」
勿論、親父に会いに来たわけでも、就職活動のため会社に貢献しに来たわけでも無い。
今回、ここに来たのはある人に呼び出された訳で…
………
「ちぃ~っす。」
シャコン…
自動ドアを開けると…
「お、来ましたな。」
年中、白衣姿で髪を後ろで縛りっている老医師古川柳は椅子に掛けて顕微鏡を覗いてる。
「悠さんわざわざ、足運んでもろてすいません。」
その側でペコッとお辞儀をする白衣姿で眼鏡を掛け夏の夕日の様なオレンジ色の髪した女性は夏喜空。
俺を呼んだ人。
「いいっすよ。空さんには何だかんだ世話になってますし。」
「ほっほほ、私には世話になって無いんですかな?」
嫌味の横槍を投げ込んで来る柳…
「ははは、柳爺様には言っても言い足りないくらい世話になっておりますよ。」
「なら、もう少し身体を大事にしてほしいですなぁ。」
負けじと嫌味で返答したかしっかり嫌味で返された。
「ま、まぁまぁ、柳センセ、ええやないですか。」
空さんは飛び交い合う嫌味のヒートアップを阻止する。
「ほっほほ、まぁ私らの仕事は治す事ですから仕方ありませんな」
顕微鏡を覗きながら良く彼処まで嫌みを言って来れる物だ…と柳に視線をぶつけていると
「ま、まぁ悠さんどうぞ。」
空さんはパイプ椅子を開き俺の前に置いてくれる。
「ども…それで用事ってなんすか?」
「ええ、実は…海達の事なんですけど…」
「海達?」
そう言えば、普段はすぐに飛び付いて来るのに今日は一度も顔を見ていない…
「実は…海と凪、インフルエンザに掛かってしもて…今寝込んでしもとるんです。」
「インフルエンザぁ!?」
ニュースの中だけと思ったら…
こんな身近に流行最先端者が居るとは…
「元気が取り柄の海がインフルエンザ……大丈夫なんすか?」
「治療事態は柳センセのお陰で完璧です。」
「ほっほほ♪」
柳は得意気に笑う。
「ただ、まだ熱が下がらんかったりして…ついとかなアカンのですけどね。」
「なるほど……あれ?翡翠は?」
さっき翡翠の名前が出なかった事を思い出す。
「翠は無事で元気なんですは、あの娘病気や怪我にはよぅ注意しとりますから」
「ほぉ…」
何か不思議と納得できる。
「それで今日呼んだんは翠の事っとと言うか…これを。」
空さんは白衣のポケットから四つ折りの紙を出して悠に渡す。
「えーと…?」
【父兄授業参観のお知らせ】とタイトルつけられて何かと書いてあるプリント…
どうやら明日授業参観があるらしい。
「授業参観っすか…!あー解りましたよ」
「あ、ほんまですか!」
「あれでしょ?空さんが授業参観行く間、海達を見てたらいいんすね?」
悠はパチン!と指を鳴らして空を見る。
「オシイ~逆です逆」
「逆?」
「つまり、うちの変わりに悠さんに授業参観行って欲しいんです。」
「えぇ?!」
「翠はよう悠さんになついとりはるし、お願いできませんか?」
………