ー教室(休み時間)ー

「暑い・・・」

春が終わり夏の足音が聞こえて来る今日この頃。今俺は机の上でダウンしている。

「なぁ悠暑いなら長袖辞めたらどうだ？」

亮が冷たい缶ジュースを机の上においてくれながら言う。

「さんきゅ、亮」

ﾌﾟｼ、ｺﾞｸｺﾞｸ

「はぁ～、いやぁカッターの半袖ってなんか苦手何だよ。」


「まぁ、いいけど倒れるなよ？」

「平気、平気体は丈夫だからな」

そう言って俺はジュースを飲み干し。

「う～ん、足りないな。もう一本買いに行くけど、亮どうする？」

「俺はまだ有るからいい」
「そうか・・・じゃ行ってくる。」

俺は教室を後にする。


ー保健室前廊下ー

「あ～暑い・・・もう、帰ろうかな・・・」

俺はシャツの第2ボタンまでを外して胸元をパタパタさせながら歩いていると。
「んっ？こなた？」

窓の外にこなたが見える。
「何してんだ？」

俺は少し気になり窓からこなたに声を掛けようと窓から飛び出そうとするが。

「あの・・・何してるんですか？」

ｶﾞﾗﾘ

後ろの保健室から静かな声が聞こえる。

「あっ・・・みなみ」

窓枠に足を駆けたまま振り向く。