ー？？？ー
かがみ視点

私はあれから路上の奥に連れていかれ、何人ものチャラそうな男に出入口を塞がれていた。

「ダメだよ～あんな事言っちゃ～」

かがみは携帯を取り上げられる。

「ねぇー、これはもうやっちゃいましょうか」

「だな」

三人組の手が延びてくる。

「嫌、やめなさい、やめてー」

悲痛な叫びで抵抗するが

「うるせぇ」

パンッ

私は頬を張られ口の中に鉄の味が広がる。

「うら」

ﾋﾞﾘｨ 上服が破られる。

「うっうぅ（もうダメ・・・）」

その時

ｶﾞｯｼｬｱﾝ

「ギャアアァ」

茶髪の１人が悲鳴を上げて倒れる。

「「な！」」

金髪と茶髪は声を揃えて振り向くと１人の男が割れたビール瓶をもって立っている。


悠視点

俺は頭から理性を消した頬を腫らし上服を破られた彼女の姿を見たらもう止まっては居られなかった。


「なんだてめっ」

茶髪が此方に向かってくるが
俺の手は既に次の行動に移っていた。

ｶﾞｯｼｬﾝ
「！」

ビール瓶を床に投げつけて相手注意を一瞬引くそして
ﾋｭｯ
ﾄﾞｯ
ｸﾞｼｬｱ

「あぶっ」

零距離ソバットを相手の顔面に蹴り込み。

ドサッ

ボゴォ！

「ごげぇ」

仰向けに倒れた、奴の腹に着地してやる。

「なんだよ！てめぇ！」

金髪は仲間の居る後ろに逃げながら言う。

「・・・」

俺はゆっくりと金髪に近づく。

「い、いいのか！こんな真似して俺に手ぇだすとどんな目にあうと・・・」

ドン

金髪は何かにぶつかる

「ﾋｯ！」

そこには２メートルは有にある巨大な男が立って居る。

「お前の仲間なら全員寝てるぞ」

そういうって巨大な男は金髪の髪をひっつかみ外を見せる。

「なっ！」

外を見ると何十人も居た仲間が全員気絶している。

「お前さ、怒らしたらヤバい奴を怒らしたんだぞ」

巨大な男が呟き前に放られ
ガシｯ

「ひ、ひぃ」

俺は金髪の顔を掴みちらりとかがみかの方を見る。


かがみ視点

「大丈夫ですか？」

私はポカンとしていると、肩に服をかけて声をかけてくれた

「あ、あの・・・」

「僕は摩耶（まや）って言うんだ勿論偽名だけどね、悠くんの友達みたいな者だから怯えなくていいよ」

優しい笑顔で私を立てらしてくれる

「とりあえずこっちに出よう」

私は言われるがままに着いていく。



悠視点

「（摩耶ありがと）お前か・・・リーダーは？」

俺は摩耶がかがみを連れていくのを確認して、金髪に尋ねる。

「お、俺は何もしてない全部彼処の二人が・・・」

ギリぃ

「あがが」

俺は手に力を入れる。

「質問にだけ答えろ。」

「はぃい、リーダーです」
「そうか、なら死ね」

ｸﾞｫ！ｸﾞｼｬｱ

俺は顔から手を離し顔面に拳を叩き込み、倒れる金髪の右腕を掴み、

ヒッュ、ガッ

ボキィ

右腕の肘から蛇絞（じゃこう・中国拳法の１つ相手の肘を右手で上に抑え上げ左手で相手の手首を下に押し下げ腕を折る技）でへし折る。

「ｶﾞｧｱ・ァ・・」

「・・・入院生活の為に左手は許してやるさっさと消えろ 」

俺がそう言うと金髪は逃げていく。