真面目な恋
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ー公園ー
普段良く散歩に使う公園まで来たので、ちょっと休憩に悠とまゆは木陰のあるベンチに掛けていた。
「はぁ…木陰が涼しいな。」
「そりゃ…炎天下のアスファルトと影の温度差は酷いと5~10違うからな。ちなみに普通の地面と日陰では大体2~5の差が出る。」
「ほぅ、勉強になるな。」
「そ、そか?」
暑いのにつまらない話をするな…
的なノリで言ったのに食い付きが良く悠は苦笑いする。
「悠と居ると面白い知識が入って実に楽しいな。」
「は、はは…」
「悠、彼処で子供が泣いてる。」
「あ?ちょ…」
急にまゆが立ち上がったと思ったら泣いてる子供の元に走っていく。
「ひっく…」
「君どうした?」
「ひっく…おかーさんがいなくなったの…ひっく」
小学低学年位の男の子は母親とはぐれたとうったえる。
「成る程よし。僕が探してやる、だから男の子が泣くじゃない。いいな?」
「ひっく…うん…」
「それでこそ、男だ。」
まゆはワシワシと子供の頭を撫でる。
「あのさぁ…まゆ?」
「悠この子の親を探すぞ。」
「もぉ、見つけたよ。」
「すいません、お騒がせして…」
悠の横で女性がペコッと頭を下げる。
「おかーさん!」
「もぅ、お母さんトイレに行くって言ったでしょ…本当にすいませんでした。」
「カッコいいおねぇさんありがとう。」
母親は男の子を連れて帰って行く。
「ふぅ…」
「悠は臨機応変に対応が出来て驚きだ。」
「大した事じゃ無いっての…。」
………
その後は喫茶店(男爵)に行ったり、本屋に行ったりとのんびりした時間が過ぎた…
「ん~…歩き通しだったけど楽しかったな。」
「うん、実に有意義だったが…」
「が?」
「色々迷惑をかけたな。」
「迷惑?」
悠は何の事だと首を傾げる。
「僕はついつい、他の事に目が行ってしまっただろ?」
「ん~」
道路を渡れずに困ってるお婆さんを先導したり
階段を登るお爺さんの荷物を持ったり…
デート中6・7割は人助けしていた気がする。
「すまなかった…」
「ば~か。人助けして謝るなよ。」
悠はペコンっとまゆのデコを指で弾き。
「俺はさ、まゆの助けが出来て楽しかったよ。」
「悠…」
自然と互いに向き合い…
まゆはそっと目を閉じ…
悠の顔がまゆの顔に重な…
「よし、とれた。」
「……え?」
「前髪に埃着いてた。さ、暗くなる前に帰ろう。」
「………悠は空気が読めないな…」
「あ?何か言ったか?」
「何でもない!」
まゆは頬を軽く膨らまし歩いていく。
「何怒ってんだ?」
「何でもない!」
真面目な恋は前途多難…
END
普段良く散歩に使う公園まで来たので、ちょっと休憩に悠とまゆは木陰のあるベンチに掛けていた。
「はぁ…木陰が涼しいな。」
「そりゃ…炎天下のアスファルトと影の温度差は酷いと5~10違うからな。ちなみに普通の地面と日陰では大体2~5の差が出る。」
「ほぅ、勉強になるな。」
「そ、そか?」
暑いのにつまらない話をするな…
的なノリで言ったのに食い付きが良く悠は苦笑いする。
「悠と居ると面白い知識が入って実に楽しいな。」
「は、はは…」
「悠、彼処で子供が泣いてる。」
「あ?ちょ…」
急にまゆが立ち上がったと思ったら泣いてる子供の元に走っていく。
「ひっく…」
「君どうした?」
「ひっく…おかーさんがいなくなったの…ひっく」
小学低学年位の男の子は母親とはぐれたとうったえる。
「成る程よし。僕が探してやる、だから男の子が泣くじゃない。いいな?」
「ひっく…うん…」
「それでこそ、男だ。」
まゆはワシワシと子供の頭を撫でる。
「あのさぁ…まゆ?」
「悠この子の親を探すぞ。」
「もぉ、見つけたよ。」
「すいません、お騒がせして…」
悠の横で女性がペコッと頭を下げる。
「おかーさん!」
「もぅ、お母さんトイレに行くって言ったでしょ…本当にすいませんでした。」
「カッコいいおねぇさんありがとう。」
母親は男の子を連れて帰って行く。
「ふぅ…」
「悠は臨機応変に対応が出来て驚きだ。」
「大した事じゃ無いっての…。」
………
その後は喫茶店(男爵)に行ったり、本屋に行ったりとのんびりした時間が過ぎた…
「ん~…歩き通しだったけど楽しかったな。」
「うん、実に有意義だったが…」
「が?」
「色々迷惑をかけたな。」
「迷惑?」
悠は何の事だと首を傾げる。
「僕はついつい、他の事に目が行ってしまっただろ?」
「ん~」
道路を渡れずに困ってるお婆さんを先導したり
階段を登るお爺さんの荷物を持ったり…
デート中6・7割は人助けしていた気がする。
「すまなかった…」
「ば~か。人助けして謝るなよ。」
悠はペコンっとまゆのデコを指で弾き。
「俺はさ、まゆの助けが出来て楽しかったよ。」
「悠…」
自然と互いに向き合い…
まゆはそっと目を閉じ…
悠の顔がまゆの顔に重な…
「よし、とれた。」
「……え?」
「前髪に埃着いてた。さ、暗くなる前に帰ろう。」
「………悠は空気が読めないな…」
「あ?何か言ったか?」
「何でもない!」
まゆは頬を軽く膨らまし歩いていく。
「何怒ってんだ?」
「何でもない!」
真面目な恋は前途多難…
END