次の日…

「あ゛ぢ～…」

今年の夏は頭から終わりまで暑い…
6部丈袖の黒地に鯉が登る絵がプリントされたシャツに迷彩ズボン姿の小鳥遊悠は前髪に集まる汗の水滴を指で払う。

「暑いね…」

その隣では黒のニット帽を深く被りノースリーブのシャツでｻﾝﾄﾞｶﾗｰ迷彩のﾎｯﾄﾊﾟﾝﾂ姿の月見里優日が同じように汗を払う。


「稲葉ちゃんあの二人はわざと言ってるのかな？」

大迫力な白い胸が目立つ薄いピンクのキャミにブルーのプリーツスカートの久瀬小雪は隣に居る古川稲葉に尋ねた。

「さぁ…どうかしら。ふふ。」

白のブラウスにグリーンのミニスカの下にズボン姿の稲葉は髪をかきあげ笑う。

「何がわざとだ…暑いだろ？」

「暑いけど…小鳥君と優日ちゃん見てると更に暑くなる気がするかな…」

「あ？暑すぎて汗かいて胸の谷間に汗疹出来る奴に言われたくねぇな…」

「な！こ、これ凄く痒くて大変なんだよ！どーしてそう言う事いうのかな！」

「やぁ～い、巨乳巨乳。」
「むむむ！ちょーっと怒ったのかな！」

小雪は両手を振り上飛び掛かるが悠はひょいひょい避けてからかい続ける。


「暑すぎて悠がこわれてるね…」

「見てる方は面白いから良いじゃない。あら？」

「どうかした？」

「あれは……悠、小雪より面白い物見つけたわよ？」

ひゅぱ…

「あ、あれ？」

「何んだ？」

小雪の前から消え、稲葉の横に移動した悠…一瞬光の速さ越えた気がする…

「あれよ、あれ。」

「ん？…あれは亮と千草…」

数百m先に腕を組んで歩いてる亮と千草を見つける。
「あの2人は何処見てるのかな？」

「わかんない…」

「……稲葉さん事件ですな。」

「そうね…」

「「ふっふふふ」」

稲葉と悠は怪しく笑う。

………