休み時間(生徒会議室)ｰ


「全く…君たち二人は本当に毎日毎日毎日…元気だな。」

悠と亮は朝から騒ぎすぎだと生徒会長の坂神まゆに呼び出された。

「はっはっは。まぁな、元気が取り柄ですから。」

「確り睡眠とれてるからだろ…」

「亮のお口はおしゃべりだな～」

悠は亮の頬を軽くつねる。

「何をひゅる…」

負けじと亮も悠の頬を引っ張る

「コホン!君たちが仲が良いのはよぉーく解ったからやめたまえ。」

見かねたまゆは咳払いをして二人のじゃれあいを止める。

「まぁ、見ての通りラヴラヴですから。」

「誰と誰がだよ…」

「はいはい、そんなに元気で仲がいいのなら二人で買い物に行って来てくれ。」

「買い物?」

亮は何の事だと言いたげな顔をする。

「今日のクリスマス会のだよ。僕は教室を借りたりする手続きで忙しいからね。元気な二人で買い出しに出てくれ。」

「はい、まゆ会長今すぐ行ってまいります!」

「うん、頼んだよ。」

「おい…悠」

「いいから、ほら行くぞ亮。」

悠は亮の手をひっぱるように様に教室から出ていく。

「……今すぐ?…!!悠!行くのは授業が終わってからだ!!」

言葉虚しく、すでに二人は出て行ったあとだった。

………