悪戯の神ロキ
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「まゆちゃんもほらほら~」
「えっ!い、いや、僕は…」
と言いつつ。
僕は内心嬉しくこなた君に手を引かれるままにして…
「(あと少し…)」
頬まで3・2・1…ガシッ…
「……何してんだ?お前ら?」
僕の指は頬にたどり着く前に指2本で挟まれ、さえぎられる。
「あ、いや、これは…」
「おはよ~よく寝てたね~1時間も」
「ん?1時間?」
「ふぁ~…寝足りねぇよ…」
悠は眠そうに両手で目をこすって背伸びをする。
「悠、1時間眠っていたというのは…授業中も寝ていたってことかい?」
「あー?そーだよ…」
悠は寝起きでまだハッキリしていないのか適当な返事をする。
「君は…すぐに授業を怠けて、前にも言ったが…」
「寝起きに説教はやめてくれ…」
「僕だって言いたくて言ってる訳じゃ無い、君がもう少し真面目に…」
「はいはい。わかりましたって…」
悠はひらひらと手を振り話半分も聞いていない。
「だからそう言う態度が…」
「るさいなぁ…小言が多いと可愛くないぞ。」
「か、可愛いとかじゃなくて!!」
「その点こなたは良い奴だな、寝てても起こさないでくれるし。」
悠はこなた君の頭をわしわしと撫でる。
「いや、ははは」
こなた君もまんざらでは無いのか嬉しそうにしている……
「っ…そもそも!!授業中に寝るってこと自体が…」
「あーもー、わかったての…」
悠はわざとらしく両耳を押えて教室から出て行こうとする。
「あ…悠!昼ごはんは?」
「……抜く、屋上でもうひと眠りする。」
「あ!おい!」
本当に行ってしまった…
「…僕のせいか?」
「気にしなくていいと思いますよ。」
「そーそー、悠寝起き悪いから、全然気にしなくていいって。」
「それに言ってることは会長が正しいですし。」
「なら…いいけど。」
そうして三人で昼食をとり。
暫くの間話していたけど結局僕が教室に帰るまで悠は戻ってこなかった。
……………