「あ～…怖かったわ…」

「海ちゃんのばかぁ…」

「……」

とりあえずを起こして映画館を出たが、海は悠の肩、星凪は左腕、翡翠は右腕にしがみついている。

「しっかし気絶するか？普段年上相手に喧嘩売る奴が？」

「人間と化け物はちゃう！」

「そ、そうです！」

「…ｺｸｺｸ…」

星凪と翡翠はキッと睨んで海はバシバシと頭を叩いてくる…

「へいへい…んで次は何処行く？(何だかんだ言ってもまだ子供だな。)」

「(やんや馬鹿にされてる気が…)あ、うち買いたい物あるねん。」

「買い物か？」

「うん！」

「じゃ、行くか…」

ピョンと飛び降りて、悠は海に引っ張っられて行く…

… … …

「おぃ………」

-ランジェリーSHOP-

「これこれ、これが欲しかったんや～」

みょん♪
海はほとんど紐だけに近い下着を持って見せてくる。
「…歳を考えろよ。」

「またまた、照れて～」

「わかった……わかったから、誤解される様な事を言わないでください。そして外で待たせて下さい。」

「ねぇ海ちゃん～」

「ん？ちょっとこれ持ってて！何や～？」

「あ、待て話を聞け！行くなよ！一人にするな……」

掛け声虚しく、海は紐を渡しつけて、消えて行く…

「おいおぃ、勘弁しろよ、万が一知り合いにでも会った…」

「…」「…」

振り返ると青髪に泣きボクロのちびっこ泉こなたと紫のツインテールの柊かがみがいる。

「待て、いいか話を聞け。久々に会ったのがこんな所っでしかも手にこんな物を持ってるし色々言いたいと思うが…ちょ！他人の振りしないで！おい！聞こえてんだろ！おーい！はや歩きっか！走って行くなよ！！」

… … …