-外伝-『ファースト・コンタクト2人?の出会い』
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夕方、小学校からは上級生の生徒が下校を開始し…
「じゃあ、またね~」
「うん、また~」
両側の髪を三つ編みにしてそれを丸めて団子にしている独創的な髪型の女の子は友人に手を振り別れの挨拶をして、校門を出て行く。
数メートル歩いて居ると
「月美、おい、月美。」
「あ!迎えに来てくれたの!」
「ああ、近くまで来たからな…」
頭はツンツンで前髪を1束だけ茶色くメッシュをいれた黒髪の男は不自然に右の頬に手を当てて、月美の横に並んで歩く。
「亮にぃ?歯でも痛いの?」
「……いや、ちょっとな…」
亮は苦笑いをして、右手を外すと青紫色に腫れている…
「亮にぃ…またケンカしたの?」
「いや、今回は…人助け…のとばっちりだ」
「とばっちり?」
「何でも無い。」
亮はめんどくさいのか適当に話を切り上げると、月美は不服そうに亮を見上げる。
「あ、そうだ、亮にぃ。」
「何だ?」
「明日のおやすみ、どこか行こうよ。」
「…親父かおふくろに頼め。」
「おとうさんはお仕事!おかあさんは用事で明日居ないよ!」
「……じゃあ、赤巻き紙、青巻き紙、黄巻き紙って言えたらいいぞ。」
「え、え!あ、あかまきがみ、あおまきがみ、きまきまきかみ…あれ?」
「最後が違うな、もう一回」
「あかまきまき、あおまきかき、きまきまき…」
「まきまきになってるぞ。」
「も~!亮にぃのいぢわる!」
「相変わらず…舌足らずな奴だな。」
「したたたらずじゃないよ!」
「「た」が多いぞ……」
親父は平日が休みで、休日が仕事のパターンが多く、おふくろは……まぁ家を開ける事が多い…
「あかまき…あお…」
使命感や過保護なつもりは無いが、放課後時間がある時は月美を迎えに行ったりする。
「亮にぃ~聞いてる?」
「あ?あぁ聞いてる聞いてる……何処いきたいんだ?」
「え!連れてくれるの!」
「場所による。」
「公園!」
月美は即答する。
「公園?なんでまた?っか何処の?」
「亮にぃが良く行く喫茶店の近くの公園、綺麗な猫が居るみたいだから見てみたい!」
「…あぁ…男爵の側の公園か」
1人で行けない距離でも無いのに子供らしいと言うか…まぁ遠出しないのは楽でいいと…
「わかった、連れていってやる。」
「じゃあ約束ね、公園行ってご飯食べて、買い物ね。」
「なっ!」
「約束したよね~」
やられた…
満足そうな笑顔の月美に亮は苦笑いするしか無かった…
「じゃあ、またね~」
「うん、また~」
両側の髪を三つ編みにしてそれを丸めて団子にしている独創的な髪型の女の子は友人に手を振り別れの挨拶をして、校門を出て行く。
数メートル歩いて居ると
「月美、おい、月美。」
「あ!迎えに来てくれたの!」
「ああ、近くまで来たからな…」
頭はツンツンで前髪を1束だけ茶色くメッシュをいれた黒髪の男は不自然に右の頬に手を当てて、月美の横に並んで歩く。
「亮にぃ?歯でも痛いの?」
「……いや、ちょっとな…」
亮は苦笑いをして、右手を外すと青紫色に腫れている…
「亮にぃ…またケンカしたの?」
「いや、今回は…人助け…のとばっちりだ」
「とばっちり?」
「何でも無い。」
亮はめんどくさいのか適当に話を切り上げると、月美は不服そうに亮を見上げる。
「あ、そうだ、亮にぃ。」
「何だ?」
「明日のおやすみ、どこか行こうよ。」
「…親父かおふくろに頼め。」
「おとうさんはお仕事!おかあさんは用事で明日居ないよ!」
「……じゃあ、赤巻き紙、青巻き紙、黄巻き紙って言えたらいいぞ。」
「え、え!あ、あかまきがみ、あおまきがみ、きまきまきかみ…あれ?」
「最後が違うな、もう一回」
「あかまきまき、あおまきかき、きまきまき…」
「まきまきになってるぞ。」
「も~!亮にぃのいぢわる!」
「相変わらず…舌足らずな奴だな。」
「したたたらずじゃないよ!」
「「た」が多いぞ……」
親父は平日が休みで、休日が仕事のパターンが多く、おふくろは……まぁ家を開ける事が多い…
「あかまき…あお…」
使命感や過保護なつもりは無いが、放課後時間がある時は月美を迎えに行ったりする。
「亮にぃ~聞いてる?」
「あ?あぁ聞いてる聞いてる……何処いきたいんだ?」
「え!連れてくれるの!」
「場所による。」
「公園!」
月美は即答する。
「公園?なんでまた?っか何処の?」
「亮にぃが良く行く喫茶店の近くの公園、綺麗な猫が居るみたいだから見てみたい!」
「…あぁ…男爵の側の公園か」
1人で行けない距離でも無いのに子供らしいと言うか…まぁ遠出しないのは楽でいいと…
「わかった、連れていってやる。」
「じゃあ約束ね、公園行ってご飯食べて、買い物ね。」
「なっ!」
「約束したよね~」
やられた…
満足そうな笑顔の月美に亮は苦笑いするしか無かった…