-外伝-『ファースト・コンタクト2人?の出会い』
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その日、俺達はいつもの面子で集まっていた…
「「「乾杯!!」」」
カコン!三人はコーラの入ったグラスを当てて声を揃える。
「何とか無事3年に上がれたな。」
コーラを一気に飲み干してそう話す、スポーツ刈りで眉毛が太く見るからにスポーツマンな男、松岡隆太、幼なじみだ。
「はは、隆はともかく哲は当たり前だろ?」
「はは、隆、もう駄目だ~って、言い続けてたもんね。」
隆の隣に居て、淡い茶髪で後ろ髪を束にしている小柄な男が五十嵐…
『ちょーっと待て!』
… … …
-喫茶店(男爵)-
ボックス席で二人の男は向かい合わせに座っていて、一人の男が手を伸ばして話を止める。
「…何だ?話してる途中で?」
「いやいや、俺は亮と千草の出会いの話を聞きたいって言わなかったか?」
鼻先近くまで伸びた艶やかな黒髪、その間から覗く青と金の目にふと見とれてしまう。
「お~い?聞いてますか?」
「え、あぁ…悪い。」
「おいおぃ、何ボーッとしてんだか…もしかして、思い出して上の空だったのか?いっひひ。」
頬杖をつき、猫みたいな八重歯を見せて悠は変な笑い方をしていると…
「いや、それより…」
ゴン!!
「ぐがっ!」
頭に肘が突き刺さり、悠はテーブルの上に崩れ落ちる…
「あ~あ…」
「さっきからアンタは何聞いてんのよ!しつこいわよ!!」
短いポニテで前髪を二ヵ所を花のピンで止めた千草が悠に肘打ちをかましグリグリとする。
「お、お前…客に肘鉄って…」
「うっさい!だいたい何でさっきから私と亮の出会い聞くのよ。」
「いや、ただの暇潰し、やること無いし。」
「ふぅ~ん…暇潰しかぁ~」
ガン!ゴン!ドゴ!……
「はぁ~い、一名様お帰りで~す。」
千草は悠を店の外に放り出して中に戻って行く。
「……訴えてやる…ガク…」
………
「ふぅ、暇人はこれだから困るわ。」
「やりすぎじゃないか?」
窓の外に転がっている悠をチラリと見て、千草をみる。
「良いのよ。それより…何で話さなかったの?」
千草は亮の前に座り、質問する。
「話そうとしたら悠が止めたからだ。」
「う・そ。亮は回りくどい言い方しないもの。」
「……」
「なぁに?もしかして恥ずかしかったわけ?」
「ふ、そうじゃないさ…ただ…」
「ただ?」
「何処からが…出会いだったんだろうなって思えてな…」
「さぁ、最初からじゃないの?」
… … …
「「「乾杯!!」」」
カコン!三人はコーラの入ったグラスを当てて声を揃える。
「何とか無事3年に上がれたな。」
コーラを一気に飲み干してそう話す、スポーツ刈りで眉毛が太く見るからにスポーツマンな男、松岡隆太、幼なじみだ。
「はは、隆はともかく哲は当たり前だろ?」
「はは、隆、もう駄目だ~って、言い続けてたもんね。」
隆の隣に居て、淡い茶髪で後ろ髪を束にしている小柄な男が五十嵐…
『ちょーっと待て!』
… … …
-喫茶店(男爵)-
ボックス席で二人の男は向かい合わせに座っていて、一人の男が手を伸ばして話を止める。
「…何だ?話してる途中で?」
「いやいや、俺は亮と千草の出会いの話を聞きたいって言わなかったか?」
鼻先近くまで伸びた艶やかな黒髪、その間から覗く青と金の目にふと見とれてしまう。
「お~い?聞いてますか?」
「え、あぁ…悪い。」
「おいおぃ、何ボーッとしてんだか…もしかして、思い出して上の空だったのか?いっひひ。」
頬杖をつき、猫みたいな八重歯を見せて悠は変な笑い方をしていると…
「いや、それより…」
ゴン!!
「ぐがっ!」
頭に肘が突き刺さり、悠はテーブルの上に崩れ落ちる…
「あ~あ…」
「さっきからアンタは何聞いてんのよ!しつこいわよ!!」
短いポニテで前髪を二ヵ所を花のピンで止めた千草が悠に肘打ちをかましグリグリとする。
「お、お前…客に肘鉄って…」
「うっさい!だいたい何でさっきから私と亮の出会い聞くのよ。」
「いや、ただの暇潰し、やること無いし。」
「ふぅ~ん…暇潰しかぁ~」
ガン!ゴン!ドゴ!……
「はぁ~い、一名様お帰りで~す。」
千草は悠を店の外に放り出して中に戻って行く。
「……訴えてやる…ガク…」
………
「ふぅ、暇人はこれだから困るわ。」
「やりすぎじゃないか?」
窓の外に転がっている悠をチラリと見て、千草をみる。
「良いのよ。それより…何で話さなかったの?」
千草は亮の前に座り、質問する。
「話そうとしたら悠が止めたからだ。」
「う・そ。亮は回りくどい言い方しないもの。」
「……」
「なぁに?もしかして恥ずかしかったわけ?」
「ふ、そうじゃないさ…ただ…」
「ただ?」
「何処からが…出会いだったんだろうなって思えてな…」
「さぁ、最初からじゃないの?」
… … …