-放課後-

その日は何と無く皆放課後居残って他愛ない話で盛り上がっていたのだが…

「明日はゆう君と一緒に居る！」

「「「はぁ？」」」

こなた、かがみ、亮の三名は突然何を言い出すのかと、目を丸くしてつかさをみる…

「そうか、そうか。つかさは俺と離れたく無いんだな…まったく可愛い奴め～。」
対して悠はにこにこと笑ながらつかさの頭を優しく撫でると…

「えへへ//」

つかさは撫でられたのが嬉しいのか小さく笑う

「いや、悠そうじゃ無いでしょ…」

二人のやり取りに呆れつつこなたがﾌｨｰﾙﾄﾞ展開を阻止して。

「つかさ、悠君とは毎日一緒じゃない？」

かがみがゆっくりつかさに質問すると…

「そうだけど…その…明日は～…ゆうくんと同じようにしようかなって…」

「悠と同じように？……授業サボって…」

「好きな場所で寝る…」

「亮、こなた、お前ら普段俺をどう見てやがる…」

「「見たまんまだ(よ)。」」

二人は声を揃えて、はっきりと答える…

「…それでつかさ…もしかして明日授業サボって一日中悠君と居る気？」

かがみは悠達を無視してつかさに問うと

「…うん、ダメかな？」

「あのね、つかさダメとかダメじゃないの話じゃ無くてね…」

「まぁまぁかがみ、良いじゃないか、一度くらい。」
悠はかがみとつかさの間にはいり

「一度くらいって…」

「かがみもサボった事ぐらいあるだろ？」

「それは…」

「大丈夫、つかさは根が真面目だから癖にはならないさ、それに退屈になったら授業に戻るだろうし。」

悠の口車は止まらない、口論になると悠は多分下手な詐欺師より巧いだろう、こう言うことにかけては頭の回転が早い

「…はぁ、わかったわよ、黙っててあげるわよ…」

かがみはついに丸め込まれてしまい…

「だとさ、良かったつかさ。」

「うん、ありがとう、お姉ちゃん、ゆうくん」

つかさの笑顔にかがみはやや困りぎみに悠は面白そうに笑顔を返した。