「うう～…」

「おい、ひより。」

「うう～…」

悠の呼び掛けに全く答えずひよりはまだうなっている…

「…(こいつもしかしてマジで聞こえて無いのか？)」

「しゃ～ない…ふ～～」

「わひゃぁ？！」

悠はひよりの耳に息を吹き掛けた…

「はい、お帰りひより君」

「あ、あれ？悠先輩じゃないっすか！いつの間に…」

「はは…行き詰まってるみたいだな。(マジに気付いて無かったのか。)」

「はいっす…」

「何か手伝える事あるか？」

「へ？」

「最近入り浸らしてもらってるからな、手伝える事あるなら手伝うぜ？」

「ほ、本当っすか！」

「ああ…っても…俺に出来ることは少ないと思っ…」

ｶﾞｼｯ！

「じ、じゃあ是非お願いしたい事があるっす！」

「あ、あぁ？」

いきなり手を握られて頭を下げられたのでびっくりした…

………

「っで……これはどういうつもりだ？」

「良く似合ってるっすよ！」

どっから出して来たのかｼﾙﾊﾞｰｸﾞﾚｰのカツラを悠は被らされている…

「似合う、似合わないじゃ無くてこれの意味は何だ？」

「主人公の構図が上手く書けないっすから、ちょっといくつかポーズとって欲しいっす！」

「ポーズって…どんな？」

手伝うと言った手前後には引けないので悠は素直に従う…

「まずは髪をかき上げて下さいっす！」

「こうか？」

ｻﾗｯ……悠は要望道理に前髪をかきあげる。

「「「おおぉ！！」」」

いつの間にかこうとパティが来ていてなぜか3人は声をあげる…

「な、何だよ…」

「悠此を持って下サイ！」

「あん？」

どっから出したのかパティから竹刀を渡され

「先輩！構えてこれを読んでください！！」

こうに紙を渡されて…

「…お前に送る物を考えていた…そうだ…絶望を送ろう。」

「「わぁ～！！」」

「って、セフィロスか！！大体ひよりの手伝いに成らんだろ！ひより何とか言ってやれ」

ひよりを見ると

「ぽ～///」

「…ひより？どうした？」

「へ！あ？な、何でもないっす///」

「？」

わたわたとひよりは手を振る…

「…(これはもしかしたら面白い事になったかも)」

「…(悠の色々な写真を撮るチャンス！)」


「ｿﾞｸ…」

悠は背筋に冷たいモノが走った…