ー教室ー

ゴン！

「あたっ！」
「うわっ！」
教室に入ると何かにぶつかり俺はバランスを崩し。

ガシャァー！
盛大に箱の中身をぶちまき俺はぶつかった物ごと倒れる。

「ってて、何だぁ？」

俺は何にぶつかったのかを確認する前に

「悠ってば～朝から大胆なんだから～」

こなたの声がする。

「こなたか・・・」

どうやら俺は箱を持って居たため極小生物のこなたが見えずに、ぶつかり押し倒した様だ。

「今極小生物とか思ったでしょ？」

「ああ、思ったよ」

俺は体を起こしながら認めるだって本当の事だしな。
「もー、今本当の事だしなって思ったでしょ！」

「おい、心の中を読むな！新たなキャラ設定作るな。」

俺は呆れながらこなたに手を伸ばす。

「いや、はは」

こなたが俺の手を取ると
ベチャ

こなたの手は何かで濡れている。

「おい、こなた何か手着いてないか？」

「え？」

立ち上がった、こなたが手を離そうとしない。

「二人とも、いつまで手握っとるつもりや？」

ぶちまいた荷物を拾い終えた、黒井先生が言う。

「こなた、いい加減離せ」

「悠何か変かも・・・」

こなたが手をブンブン振りそれに連動されて俺の手も動く。

「何馬鹿やってる」

俺は呆れながら手を振るうが

が

ブン　ブン

手が離れない

「なんだこれ・・」

俺はこなたの手首を左手で掴んで引っ張ってみる。

ギリリィ

「痛い、ちょ悠痛いって」

こなたの左手と俺の右手は離れなくなっている

「ってかくっついてる!!」

俺は声を上げてしまう

ガヤガヤ　ガヤガヤ

教室が騒ぎ出す。

「ねぇゆうくん、こんなの落ちてるよ。」

つかさが何かを拾い俺に見せてくれる。

超☆瞬☆間☆接☆着☆剤

「☆ウザ!」

俺は過剰演出された小瓶を見る

注意・☆こちらの製品はとても☆強力☆な接着力(まるでバンジーガムのような)になっておりますので☆地肌に直接つかない様(笑)にご注意くださいね～。

「ふざけんなー!変なところに☆入れてやがるしなんだ(笑)ってバンジーガムってヒソカかよってなんで最後はくださいね～って軽いんだよ!」

俺は接着剤の小瓶相手にフル突込みを入れてしまう。

「悠、お、落ち着いて」

「はぁはぁ兎に角、先生中和剤入ってないんすっか?」

「ちょい、まてや・・」

ゴソゴソ・・

「おっ、あったで・・・あらら」

「良かった、ってあららって・・まさか」

「残念やけど中身空っぽや」

黒井先生は空の小瓶を振る。

「んなっ・・」

「あちゃ～」

「兎に角、電話で在庫問い合わせてみるから、暫く様子見といてくれ」

「マジかよ・・」

「は～い」

こなたが手を挙げると同時に俺の手も上がる。