「みさきちも教えてもらってるの？」

「あやのは分かりにく教えてくれるしな～」

「むふふ、こっちの悠も一流だよ～」

何故かこなたは自慢げな顔をする。

「何が一流だか…ほらさっさと教えて欲しい所を…」

さっさと終わらせて帰ろうと思っていたが…

「本当は二人でこう…愛し合う二人の勉強風に教えてもらうつもりだったんだけどね～」

「萌え～ってやつ？じゃゆうどうせならちびっこじゃなく私にも教えてくれよ～」

「みさきちは峰岸さんに教えてもらってるじゃん！」
二人は意味の解らない事でもめだす…

「おい…あんま騒ぐと…」
「二人とも騒いじゃ…」

悠とあやのが止める前に…

ガン！！ゴン！！

「わきゃ！」「うきゅ！」
こなたとみさおの頭に拳骨が落ちて…

「テスト前に騒ぎおって…」

「く、黒井先生！」

「図書室で騒ぐんやったら家で勉強せんかい！」

「わ！ちょ！」
「ま、待って…」

こなたとみさおは黒井先生に図書室から連れ出されていく…

………


「あれは全力で彼奴等が悪い…」

「あはは…みさちゃん大丈夫かな…」

「あやのは優しいな…俺なら面倒だから教えたりしないのに…」

悠はペンを器用に回しながら呟く

「でも、泉さんには教えてあげるんだね。」

「いやいや、ありゃ無理やり連れて来られただけだ…」

「そうなんだ。」

喋りながらもあやのはこまめに勉強している。

「あやのは成績良さそうだな…」

「う～ん…国語とかは得意何だけど…数学が苦手で//」

あやのは少し恥ずかしそうに顔を赤らめる。

「数学ねぇ…良かったら教えてやろうか？」

「え…いいの？」

「ああ、こなたやみさおに教えるより数倍楽だろうし…」

冷房が効いているので暫く外に出たく無いのもあるが…

「じゃあ、お願いしようかな。」

「OK。」

悠はあやのの横に座り直す。