－放課後－

「…ふむ(昨日といい今日といい…)」

ギャルゲーと同じ様な事になっている事を考えて居ると

「難しい顔をしてどうした？」

亮が鞄を持って話しかけて来る。

「亮、いや…何でも無くは無いんだが…イマイチ上手く説明出来なくてな…」

「なんだそれ？」

「まぁいいや、それより本屋行かないか？」

「悪い今日は用事が有るんだ、だから一声かけた」

「そうか…わかった。じゃ、またな」

「ああ、またな」

悠は軽く手を振り亮は教室から出ていく。

「しゃ～ない…帰るか！」

席から立ち上がると

「悠～良かったら本屋行かない？」

「え、ああ…いいぞ…」

こなたから誘いを受けて

「わぁ～い！いや～かがみ達が何か用事が有るらしくてさ～」

「そっちもか…亮も用事が有るらしくて、帰るか考えてた所だったんだ…」

普通に会話して移動しているものの…

「…(ヤバい…また…同じだ)」

～～

［あれ？悠１人？］

［今から帰る］
→［友達が用事有って…］
［…］

［ふぅん…じゃ良かったら本屋行かない？］

→［ああ、いいよ］
［いや、帰るからパス］

［わぁ～い！私も友達が用事有ってさ～］


～～

「…」

「悠どうしたの？変な顔して？」

「ん！？いや…何でもない。」

考え過ぎだと思い笑顔でこなたの後に着いていく…

－本屋－

「えっーと…」

本屋についてこなたは漫画の新刊を探しに行ったので
「お、これか…」

悠は攻略本コーナーで例のｷﾞｬﾙｹﾞｰを調べていた。

「まぁ…まさかとは思うけどこの後は…」

ペラペラとページをめくっていると

「……！？」

ﾊﾟﾀﾝ…

「はは、これはあり得ないだろ」

本を元に戻してこなたの元に向かうことにした…