その日悠はあらかたゲームをクリアし終えたので新たな獲物を探していた…

－ゲーマーズ－

「んー…何か新作出てないかな…」

RPG・ｼｭｰﾃｨﾝｸﾞ・格ゲーと色々見て周っていたが新作どころかピンっと来るものが見つからず。

「むー…何も無いな…」

半ば諦めつつ棚を見ていると

「ん?」

やけに目立つゲームを見つける

「…聞いた事無いゲームだな。」

見たところギャルゲーの様だが…

「…これにするか。」

手に取り早速レジに向かった。

－大広間－

家に帰りゲームを始めると

[名前を入力してください]

「苗字は小鳥遊っで…名前は悠っと…」

名前を入力し

[小鳥遊　悠でよろしいですか?][はい]・[いいえ]

「はいっと…」

ゲームが始まり…

…　…

暫くプレイしていると

「んっ…?何かこのキャラ…」

[やほー悠!今日遊びに行かない?]

→[いいぞ!]
[嫌だ!]
[他にも誰か誘おう!]

[やたー、じゃあさ秋葉行こう!]

小柄で髪の長いキャラが笑顔で喜んでいる。

「…あ!!こなたに似てる!」

俺は思わず声が出る。

「うわ…よく見たらそっくりだ…」

再び画面を見ると

[…もしかして悠は私とのフラグ立っちゃったのかな?]

[はいはい…]
→[アホか…]
[さて、帰るか…]

[つんデレな悠もいいね♪]

言動行動がまさにこなただ…

「はぁ～ここまで似てるとは…」

明日話のネタにしようとデータをセーブして今日は休むことにした。