ー昼食タイムー

午前の種目が終わって悠達は集まっていた


「いや～流石悠だね！お弁当のオカズを多目に作ってくるなんて！」

「だよなぁ～ｱﾑ！おいし～！」

こなたとみさおはﾊﾟｸﾊﾟｸと食べながら話す。

「はいはい、喉に詰めるなよ…」

悠はいなり寿司を口に放り込む。

「わぁ！初めて食べたけど悠って料理上手だね！」

「うん美味い！やるな！悠！」

隆と哲も舌づつみをうつなか

「…悠…さっき一体何をしたんだ？」

亮は悠の前に座り質問する。

「あ！それ！どうしてあんなにあっさり私達負けたのよ？」

かがみも悠に質問する。

「ふふ、何ただ１つおまじないをかけただけだ♪」

「「おまじない？」」

亮達は声を揃えて?マークを浮かべる。

「こなた何の事なの？」

かがみはこなたに尋ねると

「いや～私もただ腰高に構えろって言われただけだから…」

こなたも半分疑問的に返事をする。

「では…説明しょう！亮綱引きの時何て指示をした？」

悠は立ち上がり箸を一本持って指揮棒の様にして亮を指す。

「何って…腰を落として踏ん張る事が大切だから腰を落とせって…」

「そうよね…立てってたんじゃ強く引けないものね…」

かがみも亮の意見に賛成する。

「ふふふ…じゃなぜ腰を落とした方が良いんだ？」

悠は頷きながら質問する。

「それは安定するから…踏ん張りやすいだろ？」

しかし悠は首を振る。

「逆だ、綱引きだったら姿勢は高いほうが踏ん張りやすい。」

「「「ええ？」」」

「考えてみろ高いところにあるものを引っ張るより、低いところにあるものを引っ張るほうが、足が地面に強く押し付けられるだろ？」

ﾊﾟﾁﾝっと悠は指を鳴らす。

「成る程…つまり、垂直抗力が増え、その結果最大摩擦力が大きくなると言うことですね！」

みゆきは悠の発言に感心する。

「えと…？つまり…」

こなた、つかさ、かがみ、亮、隆、みさお、あやのはﾌﾘｰｽﾞする…

「簡単に言うと踏ん張りがきいて相手の高さが変わらないなら、姿勢を高くすれば良いってことだよ」

哲が更に説明を加えてくるが…

「……」

「まぁ、いいやつまりは綱引き必勝法とでも思ってくれ。」

悠は適当に話を終らす。

…

「なぁ哲、みゆき…今の話は何なんだ？」

亮は改めて聞き直すと

「う～ん…つまりは物理学だよしかも結構難しい…」

「悠さんの博学には驚かされますね…」