色々と競技が終わっていくなか…

「ふむ…トップは3-Cそして、うちは4位か…」

悠は順位ボードを見て呟く。

「ゆうくんが居るのに何で勝って無いんだろ？」

「だよね～…向こうは亮君と哲くん、それにみさきちが居るけど…悠もその位の働き持ってるはずなのに…」

つかさとこなたは頭を傾けて居ると

「あ、あの…」

「んどしたのみゆきさん？」

「悠さんの働きが薄いのでは無くて…その…悠さん自身が余り競技に参加して無いのでは？」

「「…ああぁ！」」

そう…悠はほとんどの競技に参加していなく…残り参加しているのはリレー、障害物競争、二人三脚…

「ってほとんどの最後のやつばっかりじゃん！」

「…はい、種目決めの時…悠さんは…」

～回想～

「ほんで悠！お前一体どの競争にでるんや？」

「じゃあ…数少なくしてくれたら何にでもでますよ？」

「はぁ～しゃ～無いな…高良！リレーとか走る系で空いとるんに適当に入れといてや…」

「はい…わかりました。」
～～

「……」「……」「……」

こなた、つかさ、みゆきは悠を見る。

「…なはは、そう言えば言たな…俺♪」

「言ったな…俺♪じゃな～い！」

突然隆が悠の肩を掴み揺らす！

「お、落ち着けよ、り、隆！」

「落ち着いてられるか！次は綱引きだぞ！力自慢のお前が出なくてどうする！あっちは亮から哲からフル動員だぞ！」

「あ…私も綱引きでるんだ…」

「こなちゃん！私もだよ…けど…」

明らかに力不足…

「わかった！わかった！暗くなるな！隆今すぐ綱引きのメンツ集めてこい！」

「…わかった」

隆は渋々ながらメンツを呼びに行く…

「ゆうくん…勝てないのかな…？」

「なに…我に策ありだ…」
悠はつかさの頭を撫でて笑う。

ー綱引きー

『そこまで！勝者3-B！』

「「やったぁ～！！」」
「「おぉ～！」」

こなた達はドンドンと勝ち進んでいく！


「…ねぇ亮…あっちのチーム悠が不在なのに今の所全部勝ってるね…」

「…悠が何かアドバイスしたんだろ…」

亮は冷静に分析する…

「だいじょぶだって！何しろこっちには柊がいるからな！」

みさおがかがみを前に押す。

「どう言う意味よ！」

かがみはみさおの頭をグリグリする！

「頼もしい限りだな…」

亮がかがみを見つつ呟いて居ると

『それでは！名物クラス3-BVS3-Cの綱引きを開始します！』

アナウンスが入り２つのクラスは縄の元に集まる。

「先頭はこなたなのね…」
「むふふ…かがみんには悪いけど勝ちはこっちの物だよ～♪」

かがみに挑発するこなた

「やけに余裕だなつかさ…」

「えへへ♪ゆうくんのお陰でね♪勝っちゃうよ亮くん♪」

「…(悠一体何を…)」

『では…スタート！！』

パーン！

「皆腰を落として！一気に決めろぉ！」

「「おぉー！！」」

亮の掛け声と共に一斉に腰を落として縄を引くが…

「最後だ！悠の助言思い出せよ！皆！」

「「おおぉー！！」」

… …