「…(もう…ムードあったのに…)」

かがみは少しムッとして１人花火をみていると

「あ！かがみん、見っけ！」

「良かった、ここにいたんだね。」

「心配したよお姉ちゃん！」

こなた、摩耶、つかさが後から声をかけてくる。

「あ、皆…」

「わ！何この荷物！」

こなたはかがみの持つ荷物に驚く。

「皆悠君が取ったやつよ」

「あちゃ～、これは僕の負けだ…」

とは言った物の摩耶もかなりの荷物を持っている。

「あれ？お姉ちゃんゆうくんは？」

つかさは悠が居ない事に気づく。

「さぁ…荷物見ててくれって言ってどっかいったわよ。」

「おやや、つまりかがみんは今まで悠とﾗｳﾞﾗｳﾞしてたのかな～？」

こなたはかがみの後から抱きつき頬擦りをする。


「う、うっさいわね////！誰もﾗｳﾞﾗｳﾞ何てしてないわよ///！」

騒いでると

「お待たせ～♪…っと摩耶遅かったな。」

悠が帰ってくる。

「いや、ここまで結構混んでてね。」

「なるほど。」

「ねぇ、ゆうくんそれは？」

つかさは悠の持っている紙の箱を見る。

「ああ、これはな…」

悠はじゃれあってるこなたとかがみに近づき

「はい、ちょいストップ。」

「何～？悠？」

こなたはサッと悠の後に回る。

「かがみ、ちょっとそこに座れよ。」

「え？ここ？」

かがみは言われたとおりに座ると。

「やっぱり切れかけてたな…」

悠は鼻緒を指差す。

「えっ…あ、本当だ」

「それじゃあ、帰る頃にきれちゃうからな…ほら」


悠は紙の箱から黒塗りで赤い鼻緒の綺麗な下駄を取りだす。

「もしかして、買いに行ってくれてたの…？」

「あん？ああ、さっき気がついてな…ほら脱がすぞ」
悠はかがみから下駄を脱がして新しい下駄を履かす。

「あ、ありがとう///」

「いいよ。」

悠は笑顔で答える。

「な～んかお二人いい雰囲気ですね～…」

こなかが間に入り二人の顔を見る。

「こ、こなた//！」

かがみは顔を真っ赤にする。

「やれやれ…」

… …

「う～ん楽しかった～！」
「ありがとうね、まやくん」

「喜んでもらえたなら嬉しいよ。」

摩耶は取った景品をこなたとつかさに上げていた。

「ふぅ…疲れた…」

「お疲れ中々の追っかけっこだったな」

あの後こなたとかがみは騒ぎあってたのだ…

「それ誉めてないわよ」

「まぁ…そういうなって…」

悠は自然にかがみの手を握る。

「悠君///？」

「なぁかがみ～」

「な、何よ？//」

「今度はさ…初めから二人で回ろうな…」

「へ…それって…////」

「さ、行くぞこなた達に置いてかれるから//」

「ちょ！///待ちなさいよ！今のは…////」


二人は笑いながら走って行く、祭りを囃し騒ぐ中を…