「さて、とりあえずたこ焼きだな！すいませ～んたこ焼き一つ！」

「はい、まいどあり～」

悠は早速、たこ焼きを購入して

「かがみ～」

「何？」

「あ～ん！」

悠はかがみにたこ焼きを向ける

「い、いいわよ///」

「ほらほら、早くしないとこのままだぞ？」

「な、何よそれ！」

「いいから、ほら、あ～ん！」

悠は笑顔で答える。

「し、しかたないわね…///」

かがみはしぶしぶながらもたこ焼きを食べる

「美味い？」

「お、美味しいわよ///」

「そか、良かった。」

悠もたこ焼きを食べて笑う。

ー金魚すくいー

「くっくく…」

「…」

すぃ～ すぃ～ …

「…」

すぃ～ すぃ～

「くははは！」

「わ、笑うな！」

「だ、だって、こなたから聞いてたけど、ははは、本当に金魚逃げてるから、ははは！」

先ほどから金魚はかがみの前を避ける様に泳いでいる。

「ふん、どうせ私は怖いですよ！」

かがみはそっぽを向く

「ムクレるなって、ほら貸してみろ、どれが良い？」
悠は笑いながらかがみから網を借りどれがとりたいか聞くと

「…じゃあ、それ…」

かがみは横目で悠をちらりと見て、取れそうに無い大きな金魚を指差す。

「OK…任しとけ…」

悠は静に網を水に浸け…

すぃ～… すぃ～… すぃ～…

悠々と泳ぐ金魚が最初は警戒していて近づかなかったが…

すぃ～…すぃ～…

暫くするとちょうど網の真上を泳ぐと同時に

「ほいっ！」

ﾊﾟｼｬ！

「嘘！」

「はい、ゲット。」

悠は見事に巨大金魚をすくいあげる。

「お兄ちゃん上手だね～。はい、良かったねかっこいい彼氏で！」

「べ、別に彼氏じゃ…////」

店主のおじさんは笑いながら金魚をビニールに入れてかがみに渡してくれる。


ー輪投げー

「よ、ほい、とりゃ」

悠が投げた輪は次々と景品にはまっていきそのたびに

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ！ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ！

拍手がまきおこる。

「へへ、完璧！」

「お兄ちゃん勘弁してよ～…」

「ははは、祭りに勘弁はないっすよ～」

悠は取った景品を受け取りながら笑う。

「…(くす、普段と違って子供みたい…)」

かがみは柔らかく悠を見ていた。