伝えたかった思い…
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とりあえず、広間に鞄を置いて台所に入る。
―台所―
「さて、じゃまずはビスキュイ・ジョコンド(生地)を焼くか」
俺はボールや材料を用意して言う。
「どうすればいいの?」
「まずはアーモンドパウダー、粉砂糖、薄力粉は良く混ぜ合わせてから振るってだな
ボールに卵をほぐして混ぜそれから・・・」
「わかった、やってみる」
あやのは指示どうりに動く。
「・・・」
俺はあやのの後姿を見ているとなぜか心が落ち着いていた。
「(こんな風に思えるのはどうしてだろうな・・・)」
「ねぇゆう君?」
「おっ悪い悪いどうした?」
少しボーっとしていたみたいだ。
「出来た生地はどうしたらいい?」
「できた生地は、15cmの角セルクルに流して180℃で20~25分ほど焼いて、焼きあがったら冷まし、1cm3枚にスライスするから」
「わかった。ありがとう」
「・・・・」
あやのに笑顔でお礼を言われると胸がドキッとする・・俺はもしかしたらあやのの事が・・・
「焼いてるうちにシロップを作るか、そこの棚からコーヒーリキュールの瓶があるから取ってくれるか」
あまり考えすぎるのも良くないとケーキ作りに思考を切り替える。
「あったこれね、ん~」
あやのは少し背伸びをして瓶を取ろうとしていて
「あっ!」
バランスを崩して後ろに倒れる
「危ない」
パシ ガシャン!!
「ふ~セーフ」
あやのは何とか受け止めれたが
リキュール瓶は割れてしまった。
「平気かあやの?」
「う、うんありがとう//」
あやのは俺の腕の中で赤くなっている。
「なっなら、よかった」
俺はあやのを開放しつつ
つい言葉を詰まらしてしまった。
「瓶片付けないと・・」
あやのが割れた瓶を片付けようと手を伸ばす
「あっいいから怪我すると危ないぞ」
ピタ
「「あっ」」
お互いの手が重なって顔を見合す。
「「ご、ごめん(なさい)//」」
同時に手を引っ込め
「ふふふ」 「ははは」
お互いの行動に笑ってしまった、俺はきっとあやのが好きなんだそう思いながら笑っていた。
・・・
・・
・
~約2時間後~
―大広間―
「ふぅ完成。」
色々あったが何とか完成した。
「わぁ、おいしそう」
「ああ、よく出来てる。半分は持って帰れな」
俺は半分を箱に入れて袋に詰めてやり
「ほら、味見してみな」
オペラを皿の上に乗せてホークをあやのに渡す。
「いいの?」
「あやのが作ったんだぜ、当たり前だろ今紅茶入れるから座ってろよ」
俺は紅茶の準備をしてあやのの前に置く。
「じゃあ、いただきます。」
あやのは一口分を運び
「おいしい・・」
「それは、良かった。ほい、レシピ書いといたから」
俺はあやのの様子を確認してレシピを渡してやる
「ゆう君今日は色々とありがとうね。」
あやのの笑顔のお礼に
「いいよ、このくらい」
俺も笑顔で答える。
そうして暫く他愛も無い話で盛り上がっていると
「あっもうこんな時間だ、そろそろ私帰るね。」
「そうか、暗いし送って行こうか?」
「ううん、平気だしそこまで迷惑掛けられ無いよ」
そう言ってあやのは帰り支度をする。
―玄関前―
「じゃあ本当に色々ありがとうまた、明日ね」
「・・・なぁあやの・・」
「ん?なぁに?」
「いや、何でもないまたな」
俺は思いを伝えきれずにあやのを見送った。
「・・・まったく情けないな。んっ?」
家に戻るとソファの上に生徒手帳が落ちている。
「あやののか・・・明日でもいいけど・・」
俺はそれを拾って家から飛び出した。
―道路―
暫く走っていると少し前にあやのを見つけるが
「おっあや・・・」
あやのは待ち合わせをしていたようだ
「おっゆう~何してんだ~」
すると後ろから声を掛けられる
「みさお・・なぁあれって」
あやのは男の人に今日一番の笑顔で話している。
「んっ?ああ!あれは、あやのと兄貴だな!ほら前に行ったあやのの彼氏ってあたしの兄貴なんだよ」
「・・・ああなるほど・・」
忘れてた・・あやのには彼氏いたんだっけ・・・
「ところでゆうは何してんだぁ?」
「ああ、あやのに忘れもん届けに来たんだけど、みさお渡しといてくれるか?」
「いいけど、どしてだ?」
「空気読んでんだよ。じゃまかしたぞ・・」
俺はみさおに手帳を渡してその場を後にする
・・・
・・
・
「はは、伝えなくて良かったな」
俺は自分にそう言って家に入っていく、今日一番の笑顔をしたあやのを思い出しあやのの幸せを祈りながら・・・
END
―台所―
「さて、じゃまずはビスキュイ・ジョコンド(生地)を焼くか」
俺はボールや材料を用意して言う。
「どうすればいいの?」
「まずはアーモンドパウダー、粉砂糖、薄力粉は良く混ぜ合わせてから振るってだな
ボールに卵をほぐして混ぜそれから・・・」
「わかった、やってみる」
あやのは指示どうりに動く。
「・・・」
俺はあやのの後姿を見ているとなぜか心が落ち着いていた。
「(こんな風に思えるのはどうしてだろうな・・・)」
「ねぇゆう君?」
「おっ悪い悪いどうした?」
少しボーっとしていたみたいだ。
「出来た生地はどうしたらいい?」
「できた生地は、15cmの角セルクルに流して180℃で20~25分ほど焼いて、焼きあがったら冷まし、1cm3枚にスライスするから」
「わかった。ありがとう」
「・・・・」
あやのに笑顔でお礼を言われると胸がドキッとする・・俺はもしかしたらあやのの事が・・・
「焼いてるうちにシロップを作るか、そこの棚からコーヒーリキュールの瓶があるから取ってくれるか」
あまり考えすぎるのも良くないとケーキ作りに思考を切り替える。
「あったこれね、ん~」
あやのは少し背伸びをして瓶を取ろうとしていて
「あっ!」
バランスを崩して後ろに倒れる
「危ない」
パシ ガシャン!!
「ふ~セーフ」
あやのは何とか受け止めれたが
リキュール瓶は割れてしまった。
「平気かあやの?」
「う、うんありがとう//」
あやのは俺の腕の中で赤くなっている。
「なっなら、よかった」
俺はあやのを開放しつつ
つい言葉を詰まらしてしまった。
「瓶片付けないと・・」
あやのが割れた瓶を片付けようと手を伸ばす
「あっいいから怪我すると危ないぞ」
ピタ
「「あっ」」
お互いの手が重なって顔を見合す。
「「ご、ごめん(なさい)//」」
同時に手を引っ込め
「ふふふ」 「ははは」
お互いの行動に笑ってしまった、俺はきっとあやのが好きなんだそう思いながら笑っていた。
・・・
・・
・
~約2時間後~
―大広間―
「ふぅ完成。」
色々あったが何とか完成した。
「わぁ、おいしそう」
「ああ、よく出来てる。半分は持って帰れな」
俺は半分を箱に入れて袋に詰めてやり
「ほら、味見してみな」
オペラを皿の上に乗せてホークをあやのに渡す。
「いいの?」
「あやのが作ったんだぜ、当たり前だろ今紅茶入れるから座ってろよ」
俺は紅茶の準備をしてあやのの前に置く。
「じゃあ、いただきます。」
あやのは一口分を運び
「おいしい・・」
「それは、良かった。ほい、レシピ書いといたから」
俺はあやのの様子を確認してレシピを渡してやる
「ゆう君今日は色々とありがとうね。」
あやのの笑顔のお礼に
「いいよ、このくらい」
俺も笑顔で答える。
そうして暫く他愛も無い話で盛り上がっていると
「あっもうこんな時間だ、そろそろ私帰るね。」
「そうか、暗いし送って行こうか?」
「ううん、平気だしそこまで迷惑掛けられ無いよ」
そう言ってあやのは帰り支度をする。
―玄関前―
「じゃあ本当に色々ありがとうまた、明日ね」
「・・・なぁあやの・・」
「ん?なぁに?」
「いや、何でもないまたな」
俺は思いを伝えきれずにあやのを見送った。
「・・・まったく情けないな。んっ?」
家に戻るとソファの上に生徒手帳が落ちている。
「あやののか・・・明日でもいいけど・・」
俺はそれを拾って家から飛び出した。
―道路―
暫く走っていると少し前にあやのを見つけるが
「おっあや・・・」
あやのは待ち合わせをしていたようだ
「おっゆう~何してんだ~」
すると後ろから声を掛けられる
「みさお・・なぁあれって」
あやのは男の人に今日一番の笑顔で話している。
「んっ?ああ!あれは、あやのと兄貴だな!ほら前に行ったあやのの彼氏ってあたしの兄貴なんだよ」
「・・・ああなるほど・・」
忘れてた・・あやのには彼氏いたんだっけ・・・
「ところでゆうは何してんだぁ?」
「ああ、あやのに忘れもん届けに来たんだけど、みさお渡しといてくれるか?」
「いいけど、どしてだ?」
「空気読んでんだよ。じゃまかしたぞ・・」
俺はみさおに手帳を渡してその場を後にする
・・・
・・
・
「はは、伝えなくて良かったな」
俺は自分にそう言って家に入っていく、今日一番の笑顔をしたあやのを思い出しあやのの幸せを祈りながら・・・
END