ー空き地ー

「チェリーどこ・・・？」

みなみはチェリーが居ないか空き地を探していと

「チェリ～居るの？」

もう１つ声がする。

「え・・？」
「あ！」

「ゆたか・・・」「みなみちゃん」

二人はほぼ同時に名前を呼びあうと

「わぉん」

「「チェリー！」」

チェリーが二人の前にひょっこり現れる。

「あれ・・・チェリー首輪は・・・」

「はい、これ」

ゆたかがみなみに首輪とリードを渡す。

「ゆたか、ありがとう・・・」

「いいよ、みなみちゃん・・・」

二人は微妙によそよそしくしていたが

「「ごめんなさい」」

同時に謝る。

「みなみちゃん、ごめんね」

「いい・・・私も悪い所があった・・・」

二人は仲直り出来たようだ それを見届けた俺はその場をこっそり離れる。

ー悠の家前ー

あのあとぶらぶらつつ帰ると

「ゆう先輩おかえりなさい！」

「ゆたか？」

玄関の前にゆたかが居る。
「ゆう先輩ですよねさっきチェリーを空き地に連れてって私達を仲直りさしてくれたのって」

「あらら、バレてたか・・・」

「はい！」

俺はゆたかの頭に手を置く
「ゆう先輩色々ありがとうございました」

「いいよ、お前らにケンカは似合わないしな」

そういい終わると

チュ
頬に柔らかい物が触れる。
「じ、じゃ失礼しますね///」

ゆたかは顔を真っ赤になりながら走って行く・・・

「はは、動けないとは俺もまだまだだな・・・」

鼻唄を歌いながら俺は家に入って行く。

end

ちなみに～回想等～

俺がたまにはゆたか達と帰ろうかと、教室に誘いに入ろうとすると中からゆたかとみなみの喧嘩？の声が聞こえる。

「珍しいな・・・」

つい聞き耳を立てていると
「みなみちゃん何かもういいよ！」
「・・・！」


「(まずい)」

俺は気配を消して隠れていた。

そのあと俺はみなみが散歩に出たとき、チェリーを呼びみなみから離れ、俺に近ずいて来たチェリーの首輪とリードを外して角にチェリーを隠しみなみを空き地に向かわして

そのままダッシュでゆたかに追い付いて、首輪を渡し
またまたダッシュで空き地にチェリーと先周りしたのだ。