ー体育倉庫ー
私は覚束ない足取りで奥を目指すと

「きゃ！」
ﾑｷﾞｭ

何かに蹴躓き(踏みつけ)

「痛ってぇー！」
「ええ！」

ズッテーン！？！

そのまま倒れてしまう。

「あいたた、もう何よ！」
私は顔を上げると

「いてて、ってかがみ・・・」

私の下に悠君が居る・・・
と言うか私がおい被さって押し倒した用な格好になっている。

「ちょ///何するのよ！変態！」

ﾊﾟﾁﾝ！！
私はつい平手で力一杯叩いてしまった・・・

「痛！」

すると

「誰か居るのか？」

出入口から声がする

～悠視点～

痛みで目を醒ますとかがみが目の前にいて
しかも押し倒されてるのは俺なのに意味も分からず殴られた。

「誰か居るのか？」

出入口から声が聞こえた

が

「(たぶん今の現状を説明するのは面倒だな)」

俺は自分の現状すら把握出来ていないが

「ムグゥ！」

かがみの口を手で塞ぐ。

「何だ、気のせいか」

ピシャッ！
・・・
・・
・

出入口から人の気配が消えて

「行ったか」

「ムグゥゥ」

かがみが睨んで居る。

「おっ、悪い悪い」

俺はかがみから手を外す。
「も～、本当に一体何のつもりよ！」

「いや、それこっちのセリフ取り敢えず退いてくれないか？」

俺は押し倒されたままでいる

「～～///」

かがみは何か言いたげな様子で俺の上から退く。

「それで・・・どう言う事か説明してくれるか？」

俺は起き上がり
首をコキッコキッとならしながらかがみに現状を聞いてみる。