―悠の部屋―

「ふぅ～・・」

俺は溜まった春休みの宿題を一気に終わらしていた。

「よし、終わりッと、は～しんど」

俺は宿題を片付けると一階に休憩しに降りて行く。

―台所―

「ん～今日は焼酎に炭酸とグレープフルーツでカクテルにするかな」

冷蔵庫からグレープフルーツを取り出して半分に切り

ギュウゥゥ

果汁を絞る。

「よし、後はコップとステックを用意して～♪」

お盆に載せて広間に行く。

―大広間―

「グビッ・・うまい」

広間でゲームをしつつの一杯はかなりいい、まさに休日の醍醐味。

だが

「みゃぁ」「にゃぁ」

トンットンッ

「うぉ」

ばしゃ

マハとマキが俺の背中を踏み台にして走っていく

「俺を踏み台にしただと・・・」

ボケも虚しく
俺はグラスの中身をかぶる。

「あちゃ着替えなきゃ・・っか酒くさ」

俺はとりあえず上服を脱ぎ捨てる

と

「わんわんわん」

バロンが玄関から吼える
来客の合図だ。

「っち誰だよ!保険か新聞なら怒鳴ってやろう!!」

俺は上半身裸のまま玄関に向かう