―交差点―

春休み中なせいか中々の人ごみ＆車の量だ。

「ゆたか平気か?」

俺は体の弱いゆたかを少し心配する。

「大丈夫ですよ・・」

っと言ってはいるが
少し顔色が優れないきがする・・・

「ゆーちゃん本当に平気?」
こなたも心配している。

「そうだ、少し早い昼飯だけどあそこで少し休もうぜ」

俺は交差点の先のハンバーガー屋を指差す。

「悠ナイスアイデア!奢りだよね?」

「ゆたかはなお前は自分で出せ」

「えー!!」
こなたは不満げな顔をする。

「おっ信号変わったぞ、行けるか?ゆたか」

「はい、大丈夫です」

「よし、なら行こう」

向こうから渡る人とこっちから渡る人で結構な人の波になる中

「っとふぅ」
「うー足踏まれた～」

俺とこなたは交差点を渡りきる
が
ゆたかの姿が見えない・・・

「ゆたか!」

ゆたかは道路で蹲っている俺は慌ててゆたかの所に行き。

「大丈夫か!ほら」

手を貸してやりとりあえず道路から離れようとする

「ゆう先輩ごめんなさい・・」

「んな事良いよ」

ビーーーー!
クラクションが鳴り響く。

「えっ!」

「なっゆたか我慢しろよ!」

ドン

「きゃっ」

俺はゆたかを突き飛ばして道路から押し出す。

キキィーー!ゴン!グァシャーン
・・・・
・・・
・・
・

～ゆたか視点～

「えっ・・・!」

私はきっと今夢を見ているのだろう。
タイヤのゴムが焼けて嫌なにおいを放っている

「いや・・」

車のボンネットはへこみ赤い何かがところ所に飛び散り

「いゃぁあ・・」

大好きな・・大好きな・・ゆう先輩が私の前で血だまりを作って倒れている何て・・・

「救急車だ!救急車よべ!」

「君この子と知り合いかい早く親御さんに連絡を」

「悠は一人なんです!!いいから早く救急車呼んでくださいお願いだから・・・」

辺りが騒がしくなってくる中私は気が遠くなっていく・・・