ゴールデンウィークの半ば俺は今家で引きこもりすぎて食材とか
がそこを尽いて久々の買い物に来ていた。

―スーパー―

「えっーと後はマリオ達の餌と卵に・・・」

久々の買い物でついつい色んなものを見てしまう。
一人暮らしとは言っても最近は来客も多くなり色々必要になってきたのだ。

「ありがとう、ございました～」

「はは、買いすぎたかな?・・」

大袋二つ分を買い込み店を後にした。

―外―

「バロンお待たせ、いい子にしてたか?」

バロンの散歩も兼て出てきたので出入り口で繋いでおいたバロンはきちんと座っている。

「ワン」

「よし、帰るぞ」

俺はバロンを離して一緒に帰りだす。


―帰路―

「あ～おもて～＆暑ちぃ・・車使えばよかったたな・・・」

流石に買いすぎて右腕がだるくなってきた。

「わん、わん」

バロンは少し心配するようにこちらを見て吼えてくれる。

「んっ?」

ふと前を見ると買い物袋を道の脇に置いて日陰でへたりこんでる?人がいる。

その人に近づいて

「あのどうかしましたか?」

俺は尋ねてみる。

「えっ、きゃ!」

その人はこちらに振り向くとバロンに驚いてしまったようで声を上げる。

「バロン伏せ」

「わん」

シュ
俺の一声でバロンは短く吼えると地面に伏せる。

「驚かして、すいませんあの体調でも優れませんか?」

「あっ//いえ、暑くて少し休憩してただけですから」

長いストレート髪の美人の女性はそう答える。

「そうですか・・あの良かったら荷物手伝いましょうか?」

俺は結構な量の買い物袋を見て言う。

「そんな、ご迷惑は・・」

「いいですよ、なっバロン」

「うぉん」

バロンは伏せたまま吼える。

「そうですか、ならすいませんがお願いします。」

ぺこりと頭を下げてくる。

「いえいえ」

美人の為ならなんのそのっと思い俺は左手で置いてあった荷物をすべて持つ。

「まぁ、凄い!」

「ははどうも」

美人に言われると実に気分がいい
そうして俺は歩き出した。