ｰ福太郎の部屋ｰ

福太郎「というか、夜中0時まわってた?」

クロ「まわってたみたいだな」

メリー「すぅすぅ…」

すっきー『深夜だと気づいた瞬間に寝たっすね』

幽香「そういう設定なの?」

福太郎「いや、ただ、ええ子なだけです」

幽香「それでなんのお祝いなの?」

福太郎「お祝いいうか、ロマロマサガサガで……」

幽香「は?」

福太郎「あ、かくかくしかじか」

幽香「へー、そうなの」

クロ「なぜ通じた」

福太郎「ロマロマサガサガは小鳥遊の人間専用やったわ」

クロ「専用の略語とかねぇから!」

幽香「それで具体的にはどんな仕事なの?」

お仙『給仕だヨ』

幽香「そう、まぁ、頑張りなさいね。」

お仙『幽香さまからの祝福をえたゾ!』

クロ「テンションがまた上がったな」

福太郎「幽香さんはなんかしとるん?」

幽香「たまに花とか種とかを人里に卸してたりするわね。」

福太郎「ああ、なるほど」

幽香「ま、そんなことしなくても生きていけるけどね」

福太郎「まぁ、ええんちゃいます」

お仙『ゆうかりんの能力だったら、こっちの世界だと超楽に仕事できるだろうナ』

幽香「楽ばかりしてるとダメになるわよ」

お仙『さすが幽香さま!』

幽香「……」

クロ「キャラを固定しろ!」

福太郎「しかし、幽香さん、ようこっちきてますけど、暇なん?」

幽香「暇ってわけじゃないわよ。ただ時間は余ってるわ」

クロ「それって暇なんじゃ…」

幽香「なに?」

クロ「なんでもないです」

福太郎「ちなみに何か用事は?」

幽香「特にないわね。」

福太郎「完全に休暇やな」

幽香「休暇よ」

福太郎「なんかしたいですか?」

幽香「そうねぇ……なら、また花屋にでも連れて行ってもらおうかしら」

福太郎「そのぐらいなら全然ええですよ。な、クロ」

クロ「私かよ!」

お仙『みんなでピクニックだナ!』

福太郎「せやね」

クロ「なんだかなぁ……」

幽香「あ、でも、ひとつ行ってみたい場所があるのだけど」

福太郎「ん?どこですか?」

幽香「場所はわかってるけど、そこがどういう場所なのかはわからないの。まえに近くを通ったとき気になってたのよね」

福太郎「んっ、なるほど。ええですよ」

クロ「遠いのか?」

幽香「ここの近くよ」

福太郎「んー……どこやろ」

クロ「なんか心配だなぁ」