ｰ福太郎の部屋ｰ

福太郎「ただいま」

クロ「おかえり。」

福太郎「はい、おみや。」

クロ「団子か」

福太郎「そーそー。」

お仙『団子三きょ……』

クロ「やかましい」

福太郎「お仙カット」

お仙『カットされタ』

クロ「アホなこと言ってるからだ」

福太郎「まぁでも、誰しもが思うフレーズやな」

すっきー『なら、たい焼きなら?』

福太郎「お魚天国」

クロ「そこは泳げたい焼きくんじゃないのか」

福太郎「魚やん」

クロ「魚じゃねぇよ!!」

メリー「魚の形はしてるけどね。」

すっきー『お菓子っすからねぇ』

お仙『あはは、可笑しイ～』

クロ「お前の頭がな」

福太郎「容赦なし」

お仙『慈悲はなシ』

福太郎「ニンジャ、ナンデ、ニンジャ」

クロ「ネタやるならテンション上げてやれよ」

お仙『ニンジャ!ナンデ、ニンジ……』

クロ「てめーは黙ってろ。」

メリー「また、カットお仙」

すっきー『カット野菜みたいっすね。』

お仙『新鮮でス』

クロ「死体に鮮度も何もないだろ」

福太郎「ところで、付喪紙は?」

付喪紙【いますよ。ここに】

福太郎「どこ?」

クロ「ああ、本に挟まってるよ」

福太郎「どういうこと?」

メリー「読んでるらしいよ」

福太郎「本を?」

メリー「うん。なんかね、ああやって挟まってると読めるんだって」

クロ「へー…」

付喪紙【あと、何か落ち付きます。】

クロ「落ち付くってなんだよ…」

お仙『折りたたんで付箋にしよウ』

付喪紙【やめて!】

福太郎「え、お仙は付喪紙嫌いなん?」

お仙『いや、そんなことないゾ。ただいじりたいだケ』

福太郎「ある意味マッドな発想やな」

クロ「いや、大分ダークだろ」

お仙『そうかナ?』

メリー「う、うーん?」

福太郎「……」

クロ「どうかしたか?」

福太郎「いや、お仙は何かを作ったりするんが好きなんかなーって」

お仙『創作芸術性があるっテ?』

クロ「誰もそこまでいってねぇな」

福太郎「もしくは……」

メリー「もしくは?」

福太郎「ホンマにマッド性のダークなんかも」

お仙『Toらぶるダークネス?』

クロ「俺は好きやで」

メリー「ご主人様!」

福太郎「それでお仙。プラモとか作ってみる?」

クロ「急だな」

福太郎「何かを作るいうたらプラモかなって……料理はちょっと怖いし」

「「『【確かに】』」」

お仙『ンー?』