ｰ集合墓地:あやかし屋ｰ

悠「意外と知らないことってあるよな」

福太郎「意外と知らん事?」

骨女『私なんて最近の世の中のことは知らないことばかりですよ?』

福太郎「そのわりにはドルとか目指しとったよな」

骨女『それはそれなんし』

悠「おれが最近知ったことなんだけどさ。」

福太郎「うんうん。」

悠「スケベイスってあるじゃん」

福太郎「形が凹みたいなやつやっけ。」

悠「それそれ」

絡新婦「おい、そこの変態ども!」

悠「変態の話はしてないが?」

絡新婦「してるだろ!!」

悠「っで、あのスケベイスなんだが……正式名はヘルサーっていうんだって」

福太郎「ヘルサー……ヘルスでつかうけん?」

悠「いや、もともとは介護用の椅子らしい」

福太郎「へー」

骨女『へー』

悠「それで、なにが変態だって?」

絡新婦「ぐぬぬぬっ」

福太郎「んー、ほんなら、デパートの一階が化粧品売り場の理由しっとる?」

悠「知ってる」

福太郎「知ってたか」

悠「うん」

絡新婦「……いえよ!!」

福太郎「え?」

絡新婦「いえよ!気になるだろ!!」

骨女『ジョロさん、口調ががっつり男言葉になってますよ』

福太郎「ほんならまぁ、デパートの1階が化粧品店舗になっとるんは建物の中にニオイがこもらんように1階で外にニオイを逃がしとるんやって」

悠「うんうん」

絡新婦「さっさといいなさいよ…」

福太郎「いや、悠知っとったし」

絡新婦「私らが気になるでしょーが!!」

悠「蜘蛛っ娘って沸点低いよな」

骨女『カルシウム不足ですかねぇ』

絡新婦「うるさい、カルシウム120％」

福太郎「ちょっとかっこええやん」

骨女『なんか強くなれる気がしますね』

悠「骨が頑丈なのはいいことだ。」

福太郎「悠の体が頑丈な理由は?」

悠「朝コーンフレークを山盛り2杯 食べてるおかげさ」

絡新婦「嘘つけ」

福太郎「コブラ」

悠「たまに読み直したくなるコブラ。まぁ、おれはコーンフレーク食べないけどね」

骨女『朝食はお米ですか?』

悠「んー、適当かな」

福太郎「うちは米が多いかな。たまに、バナナとかフルーツで済ませるときあるけど」

悠「バナナと人間のDNAは50％同じらしいな」

絡新婦「嘘をつけ」

悠「いや、ほんとだけど」

福太郎「ちなみに人間とサルは1％しかDNAは変わらんらしいで。」

骨女『やっぱり人間に近いんですね』