第壱夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「冷たい野菜が美味しい季節になってきたなぁ」

悠「年中野菜は美味いけどな」

すっきー『わっ、どしたんすかこんなにたくさんの野菜』

恋「悠が育てたものじゃ。消費しきれんしおすそ分けに来たのじゃ」

福太郎「おおきにな、助かるわ」

悠「いいんだよ。お礼はキスで」

福太郎「さっそく枝豆ゆがこか」

悠「アナタの心はCold、私の心はHold」

恋「阿呆か」

悠「じゃあ、恋でいいや、しろ」

恋「じゃあとはなんじゃい!!しかもせんわっ///」

すっきー『無差別テロみたいっすね……。』

福太郎「しかし、綺麗な野菜ばっかりやな。特にキュウリ何かまっすぐやし」

悠「キュウリは肥料が少ないと尻の部分が肥大して水っぽくなる。逆に多すぎると頭の側が太くなって苦味がでてくるんだ。ベストな分量で作ったらまっすぐな素直な子が出来る。」

福太郎「へぇ」

すっきー『本人は性格歪んでるのに野菜はまっすぐになるんすね』

恋「まったくじゃな」

悠「福ちゃん、今すっきーがなんか言っただろ。なにいった?」

福太郎「悠の性格はねじ曲がって歪んどるのに、野菜はまっすぐって」

すっきー『ふーえーてーるーっ!!』

悠「そんなにすっきーはおれに突かれたり抓られたりしたいらしいな」

すっきー『どこをっすか!?その手つきやめてくださいっ!ごめんなさいっ!』

悠「どーこーだー」

福太郎「……」

恋「……なぜ、今のは伝えてやらん?」

福太郎「へ?んー……ほら、伝えてくれいわれとらんし」

恋「酷い奴じゃな」

福太郎「さよか?ほな、恋ちゃんがキスして止めてーな」

恋「なんでそうなるんじゃ///!!」

福太郎「んー……一番安全に止められる方法がソレやと思うンよ。」

恋「恋が被害をこうむっておろうにっ!!」

福太郎「またまたぁ」

恋「なんじゃいその顔は!!」

べしっ!
福太郎「あいたっ……蹴らんといてーな。」

悠「こら、なに福ちゃん蹴ってるんだダメだろ」

恋「そっちは終わったのか」

悠「いや、予てより試してみたいと考えてたことを思い出したんで……ちょっと協力してくれないか」

福太郎「なんですのん?」

悠「ちょっとすっきーに正座してもらってくれ。」

福太郎「ん、すっきー。ここな座って」

すっきー『エッチなことしないでしょうね…。』

福太郎「ここに座っとるよ」

すっきー『ちょっと!!』

悠「っでだ、福ちゃんはもちろん触れるよな」

福太郎「うん。このとおり」

ぺたぺた

悠「それどこの部位?」

福太郎「右肩」

悠「じゃあ、左肩はここらか」

ぺたぺた

すっきー『相変わらずドンピシャ……』

悠「この場合、おれは一切触れてる感覚はないがすっきーは感覚あるんだよな」

すっきー『はい』

福太郎「あるって」

悠「じゃあもし……こうやって重なったらどうなるんだ?」

ずぼっ!
すっきー『うみゃぁぁああ///!!』

バッ!!

悠「どうなった?」

福太郎「悲鳴あげて逃げた」

悠「え、どうなっての?」

すっきー『うぅっ///身体の中からくすぐられたみたいでなんかいやー!!』

恋「セクハラやめい!」

げしっ!
悠「痛っ?!なんでっ?!」
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