第仇夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

悠「ちぇきー」

福太郎「いらっしゃい。」

悠「風邪平気?」

福太郎「あれ、知っとるん?」

悠「うわさで聞いた」

福太郎「うわさも何も昨日のことなんやけど」

悠「まぁ、今日学校でりんね先生が話してただけって落ちなんですけどね」

福太郎「……あぁ。」

悠「え、驚いた?」

福太郎「んーと、違うところにな」

悠「違うところ?」

福太郎「言うてええかな。」

悠「いいお」

福太郎「悠が普通に学校いっとるところに驚いたわ」

悠「……ああ!」

クロ「自分で驚くのかよ」

悠「言われて気がついた。おれ、普通に学校いってる」

お仙『学校は普通にいくものだロ』

クロ「見てみろ。あの、お仙が常識いってるよ」

メリー「クロ何気にひどい」

クロ「気のせいだ」

福太郎「でも、悠や人気あるんちゃうの?学校で」

悠「三分の一かな」

福太郎「三分の一?」

お仙『壊れるほど愛してモ?』

悠「三分の一も伝わらない!」

福太郎「それは純粋な感情やな」

悠「るろうに検診が宝塚で舞台化されるらしい」

福太郎「へー、るろうに検診が」

クロ「るろうに剣心だよ。なんだよ検診て、そもそも三分の一の話はどうなった!!」

悠「ちょっとツッコミ遅いな。ともきだったらもっと毎ターンツッコミ炸裂してる」

クロ「知るか!」

福太郎「まぁ、ツッコミのプロとアマチュアの差があるし」

クロ「アマチュアでもねーよ!」

メリー「それで三分の一って?」

悠「ああ、三分の一は好いてくれてるが三分の二は敵視してる奴らかなってこと」

福太郎「そうなん?」

悠「うちの学校ってそこそこいい真面目な高校だから。おれみたいなのは異分子な感じなんだよなぁ。」

クロ「お前はどこでも異端だろ」

悠「毎晩クロの写真にディープしてから寝るわ」

クロ「やめろぉぉぉぉ!」

メリー「ほとんど呪いだね…」

お仙『私もしよウ』

クロ「や・め・ろ!」
ゲシッ!ゲシッ!ゲシッ!
お仙『三度蹴られタ』

福太郎「クロ」

クロ「なんだ!」

福太郎「……何でもないです」

クロ「押し負けるなよ…」

悠「あ、今の流れ面白い。おれも今度やろう」

お仙『ネタが増えたナ』
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