第仇夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

悠「福ちゃん、なんかエロいこと言って」

福太郎「びんびん」

悠「うぇへへへっ」

メリー「なんの病気?」

クロ「奇病であるのは間違いない」

悠「ご病気でもお変態でもないわ」

クロ「重病人のド変態だろ」

悠「どう思う?」

福太郎「んー、とろとろマンゴーシェークって商品があったらどうする?」

悠「濁点部分を指で隠す」

福太郎「さすがやね。」

悠「へへんっ」

クロ「なんで勝ち誇ってんだ…」

メリー「下ネタはやめて頂戴」

悠「何が下ネタだったのか詳しく説明してください」

メリー「もー!もー!」
ザクッザクッ!
悠「割とリアルに痛い」

福太郎「小さい言うてもしっかり刃物やしね」

悠「まぁ、うちのマリオの引っ掻き攻撃の方が痛いけどね。」

福太郎「でも、血でとるで」

悠「あー……お仙。」

お仙『なんダ。今忙しいんだけド』

福太郎「なにしとるん?」

お仙『ネットで本当にあった近隣トラブル読んでル』

クロ「何読んでんだよ…」

悠「おれも近隣トラブルに悩まされてる」

福太郎「例えば?」

悠「空家にロリコンが徘徊してる」

クロ「そもそもお前がロリコンだろ」

悠「みんな勘違いしてるから何回も言ってるけど、おれはロリコンじゃなくてロリもいけるだけ。年上だって全然大好き」

クロ「うぜぇ…」

お仙『それで何か用カ?』

悠「血舐める?脛からでてるけど」

お仙『うーん……』

クロ「舐めさせようとするな!お前も悩むな!」

悠「いや、駄目?貴重な血液」

お仙『でも、男の脛って醜いからナー』

悠「ああ、確かにな。男の娘みたいにつるつるならともかくなぁ」

福太郎「もじゃもじゃは嫌やもんなぁ。性別女で別の場所ならともかく」

クロ「お前もさらっと下ネタいってんじゃねーよ」

悠「あ、福ちゃんはそういうフェチですか」

福太郎「剛毛がええってわけではないけどね。ある程度は魅力的やん」

悠「若草って感じでいいよね。」

クロ「変態どもが…」

悠「じゃあ、血は拭いておこうか」
ふきふき
ぱりっ、ぽろっ

福太郎「血の凝固早いなぁ」

悠「傷口はもう塞がっている!塞がっている!!」

クロ「うるせぇよ!!」

お仙『クロの血ならいつでもウェルカム』

クロ「全力で御免こうむる!!」

福太郎「はい、熟したトマト」

お仙『じゅるるるル』

悠「言い飲みっぷりだ」

クロ「はぁ…」

福太郎「クロもトマト食べる?」

クロ「いいや。お仙に食わせてやってくれ。」

お仙『キュン』

クロ「キュンじゃねーよ!!」
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