第仇夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

ろくろっ首「う~ん…」

抜け首「う~ん…」

悠「う~ん…」

クロ「お前は何を悩んでる?」

悠「下乳と上乳どっちがグッとくるか」

クロ「死んでしまえ」

福太郎「俺は中乳がグッとくる気がする。」

悠「中乳というとあの伝説の谷間が見えるタートルネックセーター!!」

福太郎「アレを考えた人は天才やと思う」

悠「確かに天才だな」

メリー「もー、ご主人様!」

お仙『でも、それって結局見えてる谷間は上乳にならないカ?』

悠「真ん中が開いてるから中乳でOk」

福太郎「大事なんは谷間が見えるってことやな」

悠「そーそー」

冥「おっぱいなんて飾りなのナ!」

悠「でも、貧乳のほうが着物は似合うから」

冥「何がいいたいんですナ?」
シャキン

悠「おー……爪が出てますよ……」

お仙『あの二人仲良しだナ』

福太郎「せやナ」

クロ「どこがだよ。あと、語尾が……うつってんのか?」

ろくろっ首「ゆーくん~」
うねうね
悠「なんだ?」
だらだら

ろくろっ首「わー、すっごい出血」

福太郎「八かけ八マス……将棋でけるな」

悠「おれの顔で○×とか将棋とかをプレイ禁止ね。それでどした、ろく首子」

福太郎「首が六つあるみたいやな」

ろくろっ首「あのな、ゆー君は和室と洋室どっちが好き?」

悠「和室」

抜け首「即答?!」

ろくろっ首「理由は?」

悠「最後は畳の上で死にたい」

福太郎「意外と重い理由だった件」

クロ「私はこいつはのたれ死ぬか、刺されて死ぬと思ってる」

悠「おれが本気で腹筋を固めたら本物の槍でないと貫けない!」

クロ「じゃあ、槍で刺すわ」

悠「これツンデレ?」

福太郎「ツンデレツンデレ」

悠「じゃあ、許す」

クロ「ツンデレじゃねーから!」

ろくろっ首「抜けちゃん、和室のほうにしよか」

抜け首「ろくちゃんは和室がええの?」

ろくろっ首「ゆーくんも和室がええっぽいし」

抜け首「アレの好みに合わせるんもんやないで…」

ろくろっ首「ええやん~」

抜け首「……まぁ、ええけどさ。管理人さん」

冥「はいナ?」

抜け首「和室の部屋で契約たのんますわ」

冥「わかりましたナ。はい、これが書類ですナ」

ろくろっ首「もっとったん?」

冥「何事も早いうちがいいですナ。」

福太郎「できた管理人さんやな」

悠「おれの嫁だ」

冥「へっニャ」

悠「鼻で笑われちゃった。へへっ」

クロ「なんで嬉しそうなんだ…」
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