第捌夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「んっ……んー、朝か……って寒っ!!」

輝夜「お、おはよぅ」
かちゃかちゃ

福太郎「んっ、姫様おはよさん……」

輝夜「レベル400いった…わよ…」

福太郎「うへぇ…やり続けるとはおもっとったけど、まさかホンマに朝までプレイするとは」

輝夜「ふっ、ふふっ、私の勝ちでいいわよね」

福太郎「なにと戦ってたんかしらんですけど、勝ちでええと思いますよ」

輝夜「じゃ……寝るわ」
バタン!
ゴスッ!
クロ「ぐぇっ?!」

輝夜「ぐぅー……ぐぅー……」

福太郎「レベル400か100の壁が超えれん俺では勝てんなぁ」

クロ「お、おおっ……」

福太郎「んっ、クロおはよう」

クロ「お、おはようじゃねぇ。みぞおちに……この女、殺すぞ」

福太郎「てるよちゃん死なんいうてたから無駄やろ」

輝夜「かぐやよぉ~むにゃむにゃ……」

福太郎「寝言で……やるなぁ」

クロ「何がだよ……くそ、最悪の目覚めだ」

福太郎「大丈夫?」

クロ「みぞおちに頭突きされたんだ。大丈夫と思うか?」

福太郎「俺やったら無理やったと思う」

クロ「はあぁ…」

メリー「おはよぅ…」

福太郎「んっ、おはようさん。」

メリー「なんか肌寒いね」

福太郎「雨……降っとるみたいやね。」

クロ「それでか。」

福太郎「温かかったと思ったら急に冷える……困ったもんやな。」

クロ「だな。どっかの動く死体が動きにくい死体になるし」

お仙『お風呂を沸かしてくレ』

クロ「シャワーで我慢しろ」

お仙『シャワーだけだ疲れが取れないノ』

クロ「疲れるような事してねーし、なにより朝から何の疲れを取るんだよ!!」

お仙『……寝疲レ?』

クロ「桜の木の下に埋めよう」

お仙『私のように綺麗な花がついちゃウ』

クロ「うがー!」

福太郎「朝からヒートアップせんの。」

お仙『低血圧ではないみたいダ』

クロ「血管ブチ切れそうだよ!」

輝夜「うるさいわよ!」

クロ「やかましい!」
ゲシ!
輝夜「痛っ、お姫様蹴ったわね!」

福太郎「んー、朝ご飯何にしよか」

メリー「ご主人様余裕だね。」

福太郎「成り行き任せって奴や」

クロ「ダメだろソレ」

福太郎「パンあったし焼こか」

輝夜「サンドイッチがいいわ」

クロ「喰うのかよ」

輝夜「今なら食べてから寝るというベストパターンが出来る気がする」

クロ「人として駄目なパターンだろ。」

お仙『人なのカ?竹じゃないのカ?』

輝夜「あの、別に竹から生まれてないから私…」
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