ｰ福太郎の部屋ｰ

福太郎「ただいま」

メリー「おかえりなさーい」

お仙『お土産ハ!!』

クロ「テンションの高さはなんだ…」

お仙『んんっ……お土産ハ?キャピッ♪』

クロ「……」
ゴンッ!
お仙『こんなにいっぱい愛らしさを振りまいたのに殴られタ』

クロ「普通にムカついたんだよ」

お仙『こんなに愛らしいの二?』

クロ「自分で愛らしいとかいってんなよ」

お仙『……』

クロ「なんだよ」

お仙『萌え萌えにゃんにゃン』
ふりふり

クロ「……」
ドゴッ!バキッ!ガンッ!ゴスッ!
お仙『うーワー』

福太郎「仲ええなー。二人はホンマ」

すっきー『そう……見えるっすか?』

福太郎「うん」

すっきー『あっ、はいっす…』

クロ「節穴か!お前の目は!」

福太郎「はい、お土産のお団子」

メリー「わーい」

お仙『わーイ』

クロ「あの店も悪くはないんだけどパンチにかけるよな」

福太郎「よくわからな……」

クロ「それはもういい!」

福太郎「んっ、まぁイケるんちゃうかな。」

クロ「ほー、根拠は?」

福太郎「特にないよ」

クロ「あぁ、そうかい……」

福太郎「でもまぁ、きっと悠が御贔屓するし」

クロ「どうだろうな」

悠「んー、同じ茶屋同士だからな……あまり贔屓する訳にもいかないかな」
こんこん

クロ「うわっ?!」

福太郎「いらっしゃい」

クロ「いや、普通にへんじすんなよ!怒れよ!」

悠「ちゃんとノックはしてるぞ。ほら今も」
こんこん

クロ「うるせぇよ」

恋「すまんのホント…」

悠「えー、なんでなんで。ちゃんとノックし続けてるじゃん」
こんこんこんこん

クロ「それもやめろ!」

福太郎「とりあえず、あがってどうぞ。」

悠「おっじゃまー」

福太郎「悠も茶屋いっとったん?」

悠「ああ、真桜と違って動けるくせに引きこもりの自称座敷童子をつれ出してた」

恋「誰が引きこもりか!そして誰が自称ぞ!」

悠「お前だー!」

恋「こ、こいつ……」

クロ「大変だよな、お前も」

すっきー『でも、引きこもるのはよくないっすよ』

福太郎「それ、すっきーがいう?」

すっきー『え?』

お仙『土産はないのカ?』

悠「あるよ。よくわからないものを揚げたもの」

クロ「テメーで処理しろよ」