第捌夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「んー……」

悠「こんちわ!」

恋「お邪魔しますなのじゃ」

福太郎「んっ、いらっしゃい」

クロ「お前ら最近よくくるなぁ」

悠「福ちゃんがぁ……好きだからぁ!」

福太郎「ありがとう。」

クロ「気持ち悪い」

悠「よく言われる」

福太郎「割と言われる」

恋「お前もかい」

悠「それより何してんの?」

福太郎「FF5」

悠「これまた懐かしいな」

福太郎「PSVで落したんよ」

悠「あー……ゲームアーカイブすな」

福太郎「悠はFF5やり込んどるやろ?」

悠「もちろん。極限低レベルクリアしたこともあるぞ。」

福太郎「俺5は初なんよな。」

悠「マジで。今どこ?」

福太郎「序盤の船の墓場みたいなところ」

悠「あぁ、あそこか。じゃあ、海老倒したんだ」

福太郎「サンダーで焼き海老にしたよ」

悠「ジョブは?」

福太郎「ナイト、白魔、モンク、黒魔。」

悠「レナを黒魔&白魔にしてファー子をシーフにしとくといいぞ。すぐ次のダンジョンでミスリルナイフとかとれるから」

福太郎「ほうほう。」

悠「あと、そこのボスは通常形態は物理、アンデットは炎の魔法がきく。アイテムに余裕あるならアンデットの時はポーションぶつけまくる方が確実にダメージ与えれる」

福太郎「なんかエリクサー落してくれとるんやけど」

悠「あー、駄目。エリクサーは効かない。あと、フェニ尾も」

福太郎「んー、そら良かった。普通に使う気満々やったわ」

悠「福ちゃんはエリクサーとか使う派なんだな」

福太郎「アイテムとかバカスカ使うよ。」

悠「おれはつい使わずに取っといちゃうんだよなぁ。」

福太郎「アイテム使わんでもクリアでける腕があるってことちゃう?」

悠「ガリゴリレベル上げるからなぁ」

福太郎「俺は逆に行ける所まではレベ上げ放棄してしまうんよなぁ」

悠「だったらFF5はピッタシだな。FFの中でもレベル上げしなくてクリアしやすいやつだから」

福太郎「いやぁ……そこまでのタクティクスはでけんわ。ふつーにクリア目指すわ」

悠「そうか。だったら、ナイト二人入れとくといいぞ」

福太郎「ナイト?」

悠「ナイトのまもるって物理完全無効出来るから全員を瀕死にするナイトのまもるを使う。敵の物理攻撃には「かばう」が発動して完全ガード出来るから」

福太郎「んっ、それすごい。けど、なんで二人?」

悠「万が一スリプルとかで眠らされてもいいように二人入れとけばどっちか片方は余程でない限り動けるし」

福太郎「なるほど」

悠「だからアレだなボスには序盤のボスにはナイトナイト、青魔、黒魔+白魔スキルでいくといいかな。おれはアイテムを奪取するためにシーフを組みこむけど」

福太郎「さすがやなぁ」

悠「うふふ」

クロ「あいつらゲーム好きだなぁ」

恋「悠の場合は半分病気みたいなもんじゃがな…」
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