第捌夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

諏訪子「ケロケーロケーロケロッケロ♪」

お仙『ケロケーロケロッケロ♪』

クロ「共鳴してやがる……」

メリー「なぁに……むにゃ。ご主人様たち、テレビの音……大きいよぉ…」

クロ「残念現実の音だ」

メリー「え?」

諏訪子「あれ、ちっこいのが居る。これ九十九神?」

福太郎「九十九神……の一種なんかな」

クロ「ベース派は人形だからな」

福太郎「元悪霊、現癒しドール」

諏訪子「ラヴドール?」

クロ「言ってないでしょ…。っていうか、意味分かっていってます?」

諏訪子「詳しく説明しようか?」

クロ「しなくていいです」

お仙『ラーメンできタ?』

福太郎「できたで。はい、フツーのインスタントやけど」

諏訪子「いやー、悪いね。いきなりご飯作ってもらっちゃって」

福太郎「んっ、ええですよ。大抵こっちきたひとは最初に何か食べるし」

メリー「巫女が一番食欲凄かったよね」

諏訪子「巫女って赤い方だよね。」

メリー「赤い方」

福太郎「腋の方」

クロ「赤も緑もどっちも腋だろ」

諏訪子「緑の腋の子の方が可愛いでしょ」

福太郎「どっちも違っててええと思うよ」

諏訪子「ほほう、上手く逃げたね」

福太郎「どーも」

諏訪子「でも、私は逃がさない!早苗のが可愛いよね!」

お仙『子煩悩な神様だなァ』

諏訪子「神様だからだよ」

お仙『なるほド』

クロ「納得すんのかよ」

福太郎「まぁ、そうしとる間に三分たったしラーメンどーぞ」

諏訪子「いただきます。」

福太郎「それで、どういう流れでこっちきたんです?」

諏訪子「えーと……何かノリ?」

福太郎「神様自由やな」

諏訪子「ちゃっといったら小鬼に投げ込まれてね」

クロ「状況が謎だ…」

福太郎「小鬼いうたら西瓜さんかな」

クロ「今何かちがってなかったか?」

福太郎「萃香さん」

クロ「……」

諏訪子「そうそうあの小鬼。帰ったら呪ってやらないとね。ふふっ」

クロ「……」

福太郎「これがいわゆるハートフルボッコ」

クロ「お前最近なんでも適当に言い過ぎだろ」

福太郎「んー、はは」

クロ「笑って誤魔化すな!」

お仙『諏訪子って蛙?』

諏訪子「蛙っちゃ蛙だよ。そういうアンタは…………え、そういえばなに?ゾンビ?」

お仙『私はキョンシーダ!』

諏訪子「キョンシーか。幻想郷にも脳の腐ったのが居るよ」

クロ「こいつも腐りかけてる気がする」

お仙『脳は腐ってないゾ!』

クロ「どっかは腐ってんのかよ…」

福太郎「まぁ、肉は腐りかけが美味しいいうし」

クロ「言うけど今は意味が違う」
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