第捌夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

りんね「んふふふ。ラ~ムちゃん」
つんつん
ラム「……」

りんね「んふふ~。お肌ぴちぴち~。」
つんつん
ラム「うざいわぁ」

福太郎「ええ感じによっとるね」

りんね「んふふ~酔ってまーす!」

クロ「あぁ、完全な酔っ払いだな」

由乃「よいしょっと」

福太郎「んっ、ああ、由乃ちゃん。ええよ片付けや」

由乃「いえ、せめて洗い物だけでも」

福太郎「んー、かまんで。どうせ、鉄板とかは明日洗うし」

由乃「じゃあ、小皿とかだけ」

福太郎「悪いなぁ。」

由乃「いえいえ。」

福太郎「由乃さんはええ嫁さんになるで」

由乃「よ、嫁さんだなんて///」

りんね「んふふふ。んふふふふっ!」
すりすり
ラム「うっとぉしいぃぃ」

福太郎「ああいう感じになったらちょっと婚期が遅れるけどね」

由乃「ふ、普段はいい人なんですけどね…」

クロ「いや、普段も結構大概だぜ?」

お仙『身体の熟れ方は悪くないゾ』

クロ「そのいい方やめろ」

福太郎「捉え方次第ではちょっと腐食気味に取れるなぁ」

クロ「実際軽く腐ってるんだろうしな」

りんね「腐ってませんー!いい匂いですー!」
ぎゅぅ
ラム「酒臭いのよ!」

福太郎「ラムさんは抱き込むんに丁度ええサイズなんやな」

ラム「私ゃ抱き枕か!」

福太郎「……YES!」

ラム「YESじゃないっ!!」

クロ「あんまり抵抗するなよ」

ラム「なんでよ!」

クロ「腕とか捥げるから」

ラム「…………」

すっきー『あのまま抵抗せずに力が入り過ぎて腕とか捥げてもいやっすね』

ラム「どっちにしろ私は腕が捥げるシーンを目撃しなきゃならないの?!」

福太郎「お風呂は沸かせますよ」

ラム「血まみれになりたくないってはなしよ!」

クロ「そりゃそうだ……」

お仙『でも、大丈夫じゃないカ?』

ラム「なんでよ。」

お仙『りんね寝てル』

ラム「は?」

りんね「くぅくぅ…」

ラム「おのれぇ私のことを抱き枕扱いしやがってぇ……」

福太郎「抱き心地良さそうやしね」

お仙『子供の体温は高いしナ』

ラム「アンタら覚えときなさいよ」

福太郎「由乃ちゃんは帰るん?」

由乃「え、あっはい。もう少ししたらお暇しようと思ってます」

福太郎「んっ、ラムさんは泊まり?」

ラム「帰るわよ」

りんね「んっ、だめぇ……むにゃむにゃ」

ラム「おのれぇぇ!」

クロ「いつ帰れるか分からんなありゃ」

福太郎「せやねぇ」

お仙『お風呂、お風呂♪』

クロ「そしてマイペースが風呂の準備始めたよ…」

すっきー『自由っすね』
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