ｰ福太郎の部屋ｰ

福太郎「メリーちゃん、肉焼けとるよ」

メリー「わ、私はもうお肉いいかも」

ラム「超低燃費ね。」

クロ「サイズがサイズだからな」

福太郎「服がキツイんちゃう?脱いでサンチュとか巻こう」

メリー「食べる気?!ねぇ、もしかして食べる気なのご主人様!」

福太郎「んー、絵的に面白いかなって」

メリー「面白くないよ!」

福太郎「背徳的な感じが出る気がするんやけどね。」

クロ「背徳っていうかただの危ない趣味だろ」

ラム「そういう趣味なの?」

由乃「趣味なんですか?!」

福太郎「そういう趣味なんかな?」

すっきー『いや、私に聞かないでくださいッす』

お仙『というか、フクタローの女の趣味ってどんななんだ?』

福太郎「んー……普通に綺麗、可愛い女の人は好きやで。男ですしおすし」

クロ「なんでだろうな。お前が言うと何か台本でも読んでるんじゃないかって気がする。」

福太郎「ほんならホンマは男が好きゃねん」

クロ「真顔で言うな」

りんね「悪くないけど、やっぱり非生産的よ?」

クロ「お前も返答の仕方をもっと考えろ。」

ラム「っていうか、好みの話しよね?」

福太郎「好みかどうかはわからんけど、バリバリに腹筋が割れとったりしたらちょっとドキッとする。」

りんね「筋肉が好きなの?」

福太郎「なんかこう自分にないもんを派手にもっとるんて素敵やん」

クロ「だからって腹筋てどうよ……」

福太郎「まぁ、それだけにガッツリこだわりもっとるわけやないんやけどね。肉もほら、ロースオンリーやなくてハラミとかタン塩も楽しみたいゃん?」

クロ「例えが分かんねぇよ」

お仙『私はあえてここで鳥肉を焼ク!』

クロ「好きにしろよ」

由乃「あ、こっちスペース空けますね。」

お仙『サンキュー』

福太郎「んっ、そういえばこの前ぺら子さんにあったんやけどね。」

ラム「ぺら子?」

福太郎「のっぺら娘。」

ラム「……一応聞くけど、その「ぺら子」っていうのは本人に許可取っていってるの?」

福太郎「許可?」

ラム「もういいわ……。それにしても、アンタって妖を引きつける体質なのね。よっぽど」

クロ「ホントにな」

福太郎「自覚はないんやけどなぁ。」

りんね「のっぺら坊って本当に居るのね。」

クロ「アンタに比べたらのっぺら坊はレアじゃないだろ」

ラム「ちなみに害はなかったの?有るのならめんどくさいから、お札あげるから適当に処理しといてくれない?」

福太郎「害はなかったよ。フツーにのっぺらな女の子やったし」

由乃「フツーにのっぺらって凄い言葉ですね。」

福太郎「というか、ラムさんもサラッと退魔を俺にさせようとせんでくださいよ」

ラム「福太郎によって来るんなら、福太郎が防衛手段持ってた方がいいでしょ｣

福太郎「その辺は……頼れる同居人に任せるってことで」

クロ「私かよ」

お仙『任せとケ!』

クロ「なんで血気盛んなんだよ…」