ｰ福太郎の部屋ｰ

悠「ふぅん……これがソウルティカーできる手袋か」

福太郎「んっ。そう」

悠「メフィストのおっさんからアイテムもらうの怖くね?」

福太郎「んー……まぁ、人体に影響はないらしいし。」

悠「でも、手袋だから良いよな。おれなんて渡されるモノが死神とか旧支配者とかだから……」

福太郎「モノはモノでも生き物な件」

悠「ホント怖い。何が怖いって真桜の目つきが怖い」

クロ「そいつらじゃなくてそっちかよ」

悠「クロは真桜の怖さを分かっていない。あのコスキュートな目つきで睨まれたら腹の奥からきゅって冷える……」

福太郎「玉ヒュン的な」

悠「まさにそれ!」

メリー「その例え嫌だわ…」

福太郎「そんで悠、ちょいとお願いがあるんやけど」

悠「なーに?」

福太郎「すっきーが椅子をほしがっとってね。」

悠「うんうん」

福太郎「椅子をプレゼントしたいんで買ってきたんやけど……粉々に砕いてくれへん?」

悠「……あー、なるほどね。」

クロ「ぶっ壊さないと抜けないっていうのも不便だな」

福太郎「いやー、ある意味十分凄いアイテムやと思うけどね」

悠「っか、本気で壊していいんだな?」

福太郎「ええよ。んっ、でも、ちょいと待ってブルーシート敷く」

悠「あいよ」

クロ「外でやれよ」

悠「おしょとさむいよ?」

クロ「気色悪い声出すな!」

お仙『なにしてんダ?』

悠「おう、キョンシーガール。今から椅子をぶっ壊す」

お仙『乱闘カ。プロレスの凶器攻撃カ!』

クロ「ちげーよ!」

悠「ちなみに家庭用の折りたたみ椅子ほど、携帯に便利で破壊力の高い武器はない」

クロ「そもそも椅子は武器じゃねーよ!」

福太郎「よし、おっけ。おねがいします。」

悠「ｵﾗｵﾗ(≡つ･ω･)≡つ=つ≡つ=つ≡つ=つ≡つ=つ≡つ」
ドゴドゴドゴドゴドゴッ!

福太郎「リアルオラオラのラッシュ」

クロ「なんだかかなぁ…」

悠「⊂≡⊂=⊂≡⊂=⊂≡⊂=⊂≡⊂=⊂≡(･ω･⊂≡)無駄無駄」
ズガガガガガガッ!

福太郎「今度は無駄無駄のラッシュ」

クロ「いや、なんでもいいけど…」

悠「これがおれのスタンドだあぁぁぁ!」

ズガシャアアン!

クロ「スタンドは出てねーよ」

悠「ふぅ、こんなもんかな」

福太郎「ご苦労さん。ほんなら手袋返して」

悠「ほいっ」

福太郎「よいしょっと!」
ズルッ!

メリー「椅子の魂ゲットだね!」

悠「おれには全く見えない」

福太郎「んー、霊体系はやっぱり見えんのやな……。おーい、すっきー。」

すっきー『はーいっす……。てゆーか、アレっすね。抜き方にはやっぱり若干問題があるっスよねコレ。椅子がもらえるのはかっごい嬉しいんスけど……一回壊される様が……。』

メリー「確かにねぇ」

福太郎「んっ、細かいことはええやん。はい、もってって」

すっきー『ありがとうございますっす。一応悠さんも』

福太郎「悠、すっきーがありがとうって。」

悠「じゃあ、尻ぐらい触っても良いよな。」
もにもに
すっきー『ひゃあああ///!』

福太郎「ピンポイントで当てれるのになぁ」

悠「しくしく、何も感じない……。」

すっきー『じゃあ、触らないでくださいっす!!』