第七夜『福太郎の不思議な日常』
ー福太郎の部屋ー
福太郎「一日経ったけど……出て来んかったなぁ」
クロ「話を聞く限りお前のやり口がえげつないのが100%の原因だけどな」
福太郎「サプライズのつもりやってんけどなー」
クロ「どこがだよ」
福太郎「消失マジック的な」
お仙『クラッシュマジック!』
クロ「ちげーだろ!
福太郎「んー、まぁ機嫌なおるまで待つしかないな。さて、ちょっと出かけて来るわ」
すっきー『……』
スッ
福太郎「ん?」
クロ「ん?どっか行くの……あれ、なんだ、もう行きやがったのか。」
メリー「あれ、でも今ドアの閉まる音した?」
お仙『しんたじゃないカ?』
ー???ー
すっきー『ようこそ』
福太郎「……」
可愛らしいベッド、ガラスでできたインテリアっぽい机、それに小物やぬいぐるみなど一見すれば普通の部屋っぽいが……四方は壁になっていて窓はおろか出入り口もない部屋。
すっきー『お初にお披露目します。ここは「あたしの部屋」ですよ。福太郎さん』
福太郎「……隙間のなかってこと?」
すっきー『そうなりますね、お茶でもいかがですか?』
福太郎「すっきーにこんな特技があったんやね」
すっきー『なかなかいいお部屋でしょう?うふふふ、誰かを連れて来れるなんて私も驚いています。ためしにやってみたんですけどできちゃうものですねー』
福太郎「んっ、まぁ何にせよ女の子の部屋に招かれるんは光栄やな。すっきーのお菓子っぽいにおいが充満して素敵」
すっきー『…………そうですかゆっくりしていってくださいね。(おかし?)』
福太郎「せやけど、ちょっと画材買いに行きたいんで、今日んところは帰りますわ」
すっきー『帰れませんよ?』
福太郎「……」
すっきー『……』
福太郎「今なんと?」
すっきー『……ねぇ福太郎さん?福太郎さんて意地悪ですよね?』
福太郎「んー、Sっ気が目覚めたんかなぁ。そんなつもりはないんやけど。」
すっきー『あとエロいです』
福太郎「それはまぁ、認めよう。俺も男やし」
すっきー『……でも、ときどきびっくりするほど優しくて……だからいつもちょっとくらいの意地悪なんて許しちゃえるんですよね。まー、セクハラも。でも、昨日のアレ……あれはひどいです。私、本当に…嬉しかったのに。』
福太郎「……」
すっきー『回りを見てごらんなさいこの部屋、窓も扉もないでしょう?ここを自由に出入りできるのは私だけなんです。私が連れていってあげないかぎりあなたはここからは決して出られません。』
福太郎「ほんなら、外へ連れ出してください」
すっきー『嫌です。』
福太郎「……」
すっきー『いつもみたいに突いたりしないんですね?少しは反省してるんですか?でも帰してあげません。』
福太郎「…………」
すっきー『ね、いいでしょう?この部屋でずっと私と暮らしましょう。心配は要りません。ここに居る限りお腹は減りませんから。咽も乾かないけれど美味しいお茶ならあたしが毎日心をこめていれてあげます。こうして毎日お話しして過ごしましょう』
福太郎「プロポーズされてしまいました。四回目です」
すっきー『違います。四回って…』
福太郎「一日経ったけど……出て来んかったなぁ」
クロ「話を聞く限りお前のやり口がえげつないのが100%の原因だけどな」
福太郎「サプライズのつもりやってんけどなー」
クロ「どこがだよ」
福太郎「消失マジック的な」
お仙『クラッシュマジック!』
クロ「ちげーだろ!
福太郎「んー、まぁ機嫌なおるまで待つしかないな。さて、ちょっと出かけて来るわ」
すっきー『……』
スッ
福太郎「ん?」
クロ「ん?どっか行くの……あれ、なんだ、もう行きやがったのか。」
メリー「あれ、でも今ドアの閉まる音した?」
お仙『しんたじゃないカ?』
ー???ー
すっきー『ようこそ』
福太郎「……」
可愛らしいベッド、ガラスでできたインテリアっぽい机、それに小物やぬいぐるみなど一見すれば普通の部屋っぽいが……四方は壁になっていて窓はおろか出入り口もない部屋。
すっきー『お初にお披露目します。ここは「あたしの部屋」ですよ。福太郎さん』
福太郎「……隙間のなかってこと?」
すっきー『そうなりますね、お茶でもいかがですか?』
福太郎「すっきーにこんな特技があったんやね」
すっきー『なかなかいいお部屋でしょう?うふふふ、誰かを連れて来れるなんて私も驚いています。ためしにやってみたんですけどできちゃうものですねー』
福太郎「んっ、まぁ何にせよ女の子の部屋に招かれるんは光栄やな。すっきーのお菓子っぽいにおいが充満して素敵」
すっきー『…………そうですかゆっくりしていってくださいね。(おかし?)』
福太郎「せやけど、ちょっと画材買いに行きたいんで、今日んところは帰りますわ」
すっきー『帰れませんよ?』
福太郎「……」
すっきー『……』
福太郎「今なんと?」
すっきー『……ねぇ福太郎さん?福太郎さんて意地悪ですよね?』
福太郎「んー、Sっ気が目覚めたんかなぁ。そんなつもりはないんやけど。」
すっきー『あとエロいです』
福太郎「それはまぁ、認めよう。俺も男やし」
すっきー『……でも、ときどきびっくりするほど優しくて……だからいつもちょっとくらいの意地悪なんて許しちゃえるんですよね。まー、セクハラも。でも、昨日のアレ……あれはひどいです。私、本当に…嬉しかったのに。』
福太郎「……」
すっきー『回りを見てごらんなさいこの部屋、窓も扉もないでしょう?ここを自由に出入りできるのは私だけなんです。私が連れていってあげないかぎりあなたはここからは決して出られません。』
福太郎「ほんなら、外へ連れ出してください」
すっきー『嫌です。』
福太郎「……」
すっきー『いつもみたいに突いたりしないんですね?少しは反省してるんですか?でも帰してあげません。』
福太郎「…………」
すっきー『ね、いいでしょう?この部屋でずっと私と暮らしましょう。心配は要りません。ここに居る限りお腹は減りませんから。咽も乾かないけれど美味しいお茶ならあたしが毎日心をこめていれてあげます。こうして毎日お話しして過ごしましょう』
福太郎「プロポーズされてしまいました。四回目です」
すっきー『違います。四回って…』