第七夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「メリーちゃん、クリスマスイヴ」

メリー「私クリスマスイヴ!」

クロ「朝からテンション高いなおい…」

お仙『今日と明日はメリーちゃん感謝祭だからナ』

クロ「キリストの生誕祭だろ」

福太郎「っと、思わせといての?」

クロ「いや、キリストの生誕祭だろ」

福太郎「ちやうよ。カップルがどうどうとイチャイチャする日やで」

クロ「……間違いじゃねーけども。メリーの話はどこ行った?」

福太郎「カップルどものいちゃいちゃなんか見てもつまらんし、メリーちゃんを愛でて楽しもうっていう話しの流れやん」

クロ「そんな意図あったとか知らんがな」

福太郎「えっ、もしかしてクロはいちゃいちゃする予定があると?」

クロ「ねぇよ」
スッ
お仙『えへへヘ。』

クロ「手を握るな気持ち悪い」

お仙『照れてル』

クロ「テメーとそんな関係になった覚えもねぇし、照れても居ねぇ。断じてな」

福太郎「これは……見てて面白いな」

メリー「ドキドキする」

クロ「やかましい!」

福太郎「ケーキって今日食べるもんなん?明日食べるもんなん?」

クロ「話は一個一個終わらせてから次の話題に移れ!投げっぱなすな!!」

お仙『ワンホール買って、今日と明日で食べきればいイ』

福太郎「なるほどな」

お仙『でも、今日も食べきって明日も食べきるっていうのがありだと思ウ』

クロ「食い意地はってんなお前、死人のくせに」

お仙『飢えてるんダ』

福太郎「まさか、血肉に?」

お仙『愛二』
ギュッ
クロ「だから、私の手を握るな!」

福太郎「……ホテル代だそか?」

クロ「やめろォォォ!」

福太郎「ちなみに欲しいクリスマスプレゼントある人」

クロ「だから……矢継ぎ早に話題を放りこむな…。」

お仙『愛』

福太郎「売ってて常識的に買える範囲のもの限定です」

メリー「ええと、それじゃあ……新しい服、とかかな。」

福太郎「ええよ。」

クロ「軽いな…」

福太郎「おもちゃ売り場で適度な買えるし。クロは?」

クロ「私は別にいいよ」

福太郎「愛?」

クロ「だから、売ってねぇだろ。私はサンタが来るような歳でもねぇし」

福太郎「歳の話しだしたら……色々ワケ分からんくなるからやめとき」

クロ「……まぁ、そうだな」

お仙『私はエロい下着が欲しイ』

福太郎「悠に頼んどくわ」

クロ「頼むな。そしてお前もふざけるな」

お仙『福太郎も喜ぶと思っていったんだけどナ』

福太郎「まぁ、喜ぶっちゃ喜ぶなぁ」

クロ「おい」

福太郎「いや、やっぱそういうんて見えたら嬉しいんは嬉しいやん?」

クロ「食い下がるな」

お仙『あっ、入浴剤とかが欲しいな。良い香りのシャンプーとかボディーソープとカ』

福太郎「んー、ええやん。」

クロ「ホント風呂好きだな……」

お仙『イエイ』
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